ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

現象に係る思考四態


現象は
時間と密接に関係している


時間の経過とともに
現象が進行し軌跡を描く


したがって
現象にかかわる思考には
時間の経過との関係で語らなければならない


そこで
思考と時間の関係から
思考を4つに分類してみる


1 過去から現在に向かう正順の思考
2 現在から未来に向かう正順の思考
3 現在から過去に向かう逆順の思考
4 未来から現在に向かう逆順の思考


1と2は帰納法的に
時間の順番に従って
原因から結果を思考するように現象を思考するやり方で
3と4は論理的推定アブダクションのように
時間の流れとは逆に
こういう結果があるからこういう原因があるという思考法だ


1と3は過去の現象について思考で
2と4は未来の現象にかかわる思考だ


1は経験則
2は予測
3は原因の推論
4は未来の創造
にかかわる思考だ


アリストテレスの四原因説である
質料因、形成因、形質因、目的因は
4に深くかかわっており
「未来をこうする」という目的(目的因)において
何を(質料因)
どの様に(形質因)
組み立ててゆくのか(形成因)を思考している


何を実践し
どのように秩序化するかを考える
悪くいってしまえば
結論ありきの思考だ


ただ
4の思考が
上手く実践できるためには
1から3の思考の裏付けが必要だ


未来ばかり夢見て
1と3を蔑ろにすると
足元をすくわれることになる


1から4の思考が
統一性を持って現れる時
思考は
思考にとって明るい未来を拓き
思考を自ら称賛することになる

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