ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

知識が変える未来


起源をたどると
なるほどと合点がいくことがある


たとえば
漢字を習い始めたころ
「山という字は
 山の形からきている」ということを聞き
「ああ、そうか」と思った


この合点がいったときの心地よさからだろうか
「じゃあ、この字は?」と色々聞く


でも
「山」以外では
なかなか合点がいく答えが返ってこないので
「えー、なんで?ほかには?」と聞き返すことになる
すると
「昔からそうなっている」という答えばかりが
戻ってくるようになる


分析哲学は
このような迷惑な子供のような哲学だ


「そうなっている
 それでいいじゃないか」といったように
理由なく信じられているものに
核心的な確証を求め続ける


分析は遡及的で過去へと向けられる
検証的なものである


未来志向ではない


しかし
分析的な確証を得られた現象を
未来に再現する道を
舗装し
整備し
より確実に再現する技術の種をもたらしてくれる


より緻密な
過去の推論が
より緻密な
未来の設計をもたらす


様々な現象がある
その現象の起源を
どこまで緻密に理解しているのか?
その差で
未来は少しづつ違ったものになってゆく

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