ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定調和のブログ記事

予定調和(ムラゴンブログ全体)
  • 大きな思想と小さな思想

    小さなつづらと 大きなつづらが並んでいて どちらかを貰えるとしたら どちらを選ぶだろうか? 「舌切り雀」の物語を思い出してしまえば 大きく「小さなつづら」に惹かれることになる 控え目の性分が賛美され 訓化されてきた 昔話には 生きる知恵が詰まっている 資本主義とは異なる文化が 心の奥底に仕舞われて... 続きをみる

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  • 掃除

    ホコリというものは 部屋の隅や 物と物のわずかな隙間が好みの様で そういった場所に こぞって集まり 集団を形成している このような場所は 河で言ったら 淀みということになるのだろう 身体にも このような淀みがあって 生命力の流れが滞り 不要なものが溜まり 固くこわばってしまう場所があるのだろう 歳... 続きをみる

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  • 馬鹿を治療する

    馬鹿は死ななければ治らないと云う 馬鹿にはつける薬もないと云う ということで 馬鹿は一種の病気の様である 病気ということになれば どんな病気か考えてみたくなる 馬鹿本人に 身体的な不調や不都合があるかといえば 特になかろう では どこに不調や不都合があるかといえば 社会である かように 馬鹿は 身... 続きをみる

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  • 価値観の共有と対峙

    健康は 失って初めて気が付くもので 備わっている時には気づかぬものだ 価値観というものにも似たところがあり 同じように共有していると気が付かず 持っている価値観が相違するとよく気が付くようにできている だから 皆が 同じ価値観を持っている社会は 平穏で健康だ 逆に 同じ社会の中で 違う価値観を超え... 続きをみる

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  • やわらかな生命の尊厳

    秩序を維持するためには その秩序を整備してゆかなければならない 整備をしなければ 秩序はほころび壊れてゆくから 整備は休めないものであり 骨も折れる 整備する存在は貴重だから これを増やしてゆかなければ 秩序は乱れる だから 社会は 秩序を守る人を褒賞し 秩序を壊す人を懲罰する 褒章や懲罰とまでは... 続きをみる

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  • 整理整頓という創造源

    誰しもがゴミを出す 糞尿と同様で 奇麗にしている人は ゴミをきちんと片付けているから奇麗なのであり ゴミを出さないわけではないだろう だから ゴミを出さないように注意深くしているだけでは 散らかってしまう それを片付けるかどうかで ゴミがたまってゆくか ごみが無くなってゆくかが決まってくる 創造の... 続きをみる

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  • 苦境の淵にうごめく

    もはや ウイルスの横暴に 人類は驚くばかりだ 目に見えない権力が 人々の自由を奪うように 目に見えない病原菌が 人類の自由な活動を奪ってゆく 横暴なウイルスも 横暴な権力も 生き物だ 生き物は横暴になる資質があるらしい 確かに 人類は横暴だ 人間に歯向かう生き物は 苦境の淵にある そして いつだっ... 続きをみる

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  • 自然と私と幻想と

    自然というものは どうにも融通の利かないもので 馬鹿正直で困るところがある もっと 人間に いや もっと私にやさしくしてほしい そんなことを自然に対してお願いしても 聞く耳を持たないらしく 相も変わらず 融通の利かない馬鹿正直でいる 自然は無慈悲だ それでも 私はあきらめきれず 自然に対して幻想を... 続きをみる

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  • 身体の内側で

    身体の中心には 内臓がある おへその内側の 大きな空間を 我が物顔で 内臓がうごめいている でも 精神の中心はどこにあるだろう    内臓ではないらしい 内臓より外側の辺縁にあるのではないだろうか と思われる なせかといえば 身体と精神の間には齟齬が生ある こうあるべしと思っても おなかがなったり... 続きをみる

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  • 関係性という存在

    関係性が固定していないと 困ることがたくさんある たとえば 言葉の形と音と意味 たとえば DNAの塩基の組み合わせとアミノ酸 たとえば つねった皮膚と痛みを感じている場所 「黒色」書かれた文字を 「しろいろ」を読まれてはかなわない 本来あるべきグルタミンが来るべき位置に グリシンが配置されたら た... 続きをみる

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  • 存在理由の起源と存在理由への帰依

    地球上の大気に 酸素がなかったら 今生きている動物たちは 進化してこなかった 生命が環境に適応してゆくのだから 環境が違えば結果は違ってくるのは当然で 環境に合わせて いろいろな工夫をしながら生きている そんな因果なのだろう 動物は他の生物に寄生しなければ 生き延びられないようにできている ただ ... 続きをみる

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  • 愚なれど通ず

    世の中には 間違っていることが たくさんあって それでも なんとなく うまく回っていて それと同じように 私にも たくさんたくさん まちがったこともあったけれど なんとなく やりすごし ともすれば まちがっていたことも 気づかずにいたりして なんだか ありがたい

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  • 吟味するこころ

    「アイデンティティーを確立せよ」 そんな言葉にあこがれて 自分らしさがわからない自分を歯がゆく思った 他人との交わりの中で 他人の中にあこがれを抱き それが自分に欠けていると嘆いたり 他人の中に嫌悪を感じ それが自分の中にもそれがあると嘆いたり 自分を棚に上げ 他人を非難したり称賛したりした 人と... 続きをみる

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  • 今を犠牲にする理性の存在理由

    集団に属すると その集団に属する利益を享受できる この利益享受が危うくなった場合には 次のような選択を迫られることになる 例えば  集団の利益を守るために努力し続けるか  集団に属する他の利益に甘んじるか  集団を離れるか 集団に属することにより生まれる利益には 様々なものがある 反面 集団に属す... 続きをみる

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  • 時節の創造とその応用

    時節という存在があるらしい 雨の時と 晴れの時があり たいがい その間に曇りの時がある 曖昧にゆったり遷移する時間の流れに 本当は節はない それに節を設けることにより 時節が創造される この時節は その切り替えを機に 行動を変えるために創造されたのだろう 仕事をやめる時間 休憩に入る時間 さまざま... 続きをみる

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  • 糞の思考と卵の思考

    排せつ物を観れば それを排泄した動物の健康状態を推測できる 無論 細心の観察の積み重ねがなければ より正確で より多くのことを推測できない 広く鋭い経験則の積み重ねが 糞を見て健康を診断するという離れ業を可能にする 野生動物の糞を見ると その動物が何を食べているのかも 推測できる 糞という存在から... 続きをみる

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  • 生命と思考

    演繹法は 演繹が成立する条件を満たすときに成立する 環境が変われば 条件を満たすことが無くなる可能性もありながら 通常であれば その条件が満たされているという暗黙の了解の中で その条件を無視することにより 演繹法は成立している 帰納法も同じだ 科学は この条件を見出すために努力を重ねて来たし これ... 続きをみる

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  • 統合的仮説としての進化

    法律は 目的をもって制定される その目的を達成に導く法律は 良い法律であり 逆に 抜け道だらけで その目的を達成しえない法律は 良い法律とは言いがたい 法律は 結果を想定して それを達成するための手段である その手段のために 経験則が利用される 経験則から導かれる 様々な未来予想を統合して 目的に... 続きをみる

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  • 私の中の切磋琢磨

    私の手は 考えていない だから 私の手は 考えている私とは異なるものだ 同じように 私の内臓も 考えている私ではない 理性的ではない妄想は 考えている私ではあるが 理性的に考えている私ではない このようなことを積み重ねてゆくと 私は 大きな私の中に存在する 小さな私の集合体と考えざるを得なくなる ... 続きをみる

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  • 悩むという生得的戦略

    子供のころ 親に怒られた時 「困った」と思いつつ 頭を巡らせていたことは 「なんと言えば許してもらえるだろう?」 ということだった 自分ではうまく答えたつもりでも 決まって 親は 「正直に言いなさい」 とさらに攻めてくる そこでまた悩む 「正直な気持ちを話すべきか  許してもらえそうなことを話すべ... 続きをみる

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  • 野生の人間も飼い慣らされる

    医療は 人間の生命力を弱くする 医療の助けがないと生きられない人が 増えてゆくからだ 増えれば増えるほど 医療が求められ 必需品となり もっともっと弱くなってゆく これは 人間の個々の生命力の話であり 集団としての人間の生命力は 医療技術の発展とともに 強くなってゆく 集団が強くなり 個人が弱くな... 続きをみる

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  • 非日常の景色の中で

    いつもと同じ いつもと違う どちらも それぞれにありがたく それぞれに迷惑だ 旅行に行ったら いつもと同じでは どこかつまらない 普段の生活では いつもと同じが なんだかんだ言ってありがたい いつもと同じ いつもと違う 予定調和が壊れてきて 普段の生活で いつもと同じが少なくなって いつもと違うが... 続きをみる

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  • 命たちの攻防

    ウイルスにとって 人間の細胞は餌ということらしい 生餌だ モンシロチョウの幼虫に産み付けられた アオムシコマユバチの卵から孵化した このハチの幼虫は モンシロチョウの幼虫を 生きたままくらい成長し やがて蛹となり 成虫となる モンシロチョウの幼虫は その途上で息絶える 不思議なことに このアオムシ... 続きをみる

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  • 便利の輪の中で

    私の身体は 意識としての私の支配下にありそうなのだけれど 思うようには動いてくれない だから ゴルフボールも 打つ前に描いたようには飛んで行かない 「支配下にある」とは 信じているだけのことで 実際に支配下にあるかどうかは疑わしい それでも 支配下にあると信じられるものを増やし 私の周りを便利に仕... 続きをみる

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  • 人はなぜ歌を唄うのだろう?

    徒党を組み 正義の歌を唄う そしてまた 別の集団が徒党を創り 別の正義の歌を唄う 互いに 歌を聴くこともなく 歌を披露しあうこともなければ それぞれの歌を ただ唄えばよい しかし 歌と歌が出会い 矛盾があからさまになると 歌が人と人を争わせることになる 人が歌を唄い 歌が人を操る 操られ争い その... 続きをみる

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  • 刺激と反応の蓋然性形成による秩序化

    英語は難しい 書いてある文字を ゆっくり読むのも一苦労なのに 流ちょうに話されると お手上げになる ゆっくり考える時間も与えられないからでもあるけれど あの奇妙な発音を聞き取れないからだ しかも 単語を一つ一つ区切って発音してくれず 複数個の単語をひとつの単語のようにしゃべってくれたりする こんな... 続きをみる

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  • 集団的自己肯定感

    自分は素晴らしい この根拠のない思いを突き詰めてゆくと 自分を創造した存在への尊敬に辿り着く きっと この辿り着い先に神様がいて 神様は素晴らしいと説いてくれている 元々自己肯定感が起源なのであろうから 神様の自己肯定感はすさまじい勢いで 神様を信じる者にいきわたる 神様は素晴らしい 自分は素晴ら... 続きをみる

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  • 選別の客体としての主体

    人が人を選別してゆくことがある 恋愛や婚姻はその最たるものだ 同じように 経済が人を選別してゆくことがある 時流に乗った職業もあれば はやらない職業もある はたまた同じように ウイルスが人を選別してゆくことがある 同じウイルスに罹患しても 重症化する人と なんともない人もいる 免疫細胞は 自己を認... 続きをみる

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  • 他者を求める自意識

    自慢するということと 褒められるということの間に 調和が生じたたり 齟齬が生まれたりする 自慢と褒賞の関係は 愛すると愛される関係に似ている 努力することと 報われることの関係も同じだ 自慢したり 愛したり 自分をムチ打ち努力したりしている自意識は それだけでは孤独だ この孤独から逃れようと 褒め... 続きをみる

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  • 思考を中心にして身体が廻るという幸せな勘違い

    身体の付属品として 思考能力があるのに 思考能力は 身体の付属物ではない何かの別物だと思ってしまう さらには 身体を支配している崇高な存在だと考えるから 死んでも 魂はどこかにさ迷うということを考えるようになる 考える主体が中心にあるから 地球の周りを 太陽が回って見える 自分の周りを 社会や会社... 続きをみる

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  • 大きな思想と大いなる知恵

    自分で何とかできることと 自分ではどうしようもないことがある このように区別して 漠然とした不安の中から 私のできることを探し回っても 漠然とした不安が付きまとう 自分ではどうしようもないことにも 私は囲まれていて そこから逃れられないからだ だからこそ 何べく多くのことを 何とかできるようになり... 続きをみる

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  • 自由と不自由の境界線

    身体を動かせる 動かせるのだけれど すべからく自由という訳にはいかない たとえば 目が後ろについていると便利な状況でも 目を後ろに移動させることはできない 繊細に動く手先でも 限られた範囲でしか動かず 必ずしも自由にはならない 背中の肩甲骨の間の辺りに 手が届かないところもある もう少し手を伸ばす... 続きをみる

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  • 贈与と寄生

    文化は 贈与と寄生から成立している 贈与は与える側の能動であり 寄生は受ける側の能動である 相互に 贈与を受容し 寄生を許容しあえば 共生が成立する 文化は 共生の総和だ 文化に寄生し それが許容され贈与を受け 文化に属することになる 文化の中から欲しいものを得るために努力を重ね その努力の一つ一... 続きをみる

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  • 寄生しなければ生きられない。やさしくなければ生きる資格がない

    依存するとか サプライチェーンいうと品がいいが 寄生することが 生命活動の基本だ 何かに寄生して エネルギーを獲得し続けなければ 生きてゆけない 寄生する側は 何に寄生するかで 運命が大きく変わる 飢え死にしてしまう動物に 寄生してしまった寄生虫は不運だ 逆に たくさん食べ物を食べる動物に 寄生で... 続きをみる

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  • 検尿コップの中のワイン

    検尿コップの中の美味しいワインと ワイングラスの中のそれなりのワインの どちらが美味しいだろうか? 論理学的には 検尿コップの中の美味しいワインだ 「美味しい」と文字通り表記されているからだ ワイングラスのそれには「それなり」としか書かれていない 味わい判断するのではなく 言葉の中から判断しなけれ... 続きをみる

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  • 幼稚園と保育園

    私の育った地方では 幼稚園にはお金持ちの子が通い 保育園はそんでない子が通う印象があった 先日 品のいい幼稚園の園長さんが 保育園と幼稚園の違いについて 保育園は厚労省の管轄で 幼稚園は文部省の管轄だと言っていた だから 保育園は名の通り保育で 幼稚園は教育なんだそうだ 私は保育園出身なので 小さ... 続きをみる

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  • もしも生まれる場所を選べたのなら

    自分が 自分らしく育つ環境に生まれた人は幸いだ 誰しも 苦手があり 得意があり 苦手な場所があり 得意な場所がある 魚は水の中で生まれ 獣は地上で生まれる 人間には 事細かな感性があり 微妙な環境の違いを察知できる だから どんな場所に生まれ どんな気質の人に囲まれるのか そんな自分以外の事情によ... 続きをみる

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  • 利他の起源

    私の意識は 突き詰めると 私の内臓に食べ物を送り込むために 日々働いている お腹がすくと 不機嫌になり お腹が膨れると なんだか幸せになる お腹は 赤ちゃんのようだ 言葉はしゃべれないけれど 誰かに何かをねだる赤ちゃんだ 私の内臓は 私の赤ちゃんだ 私ではないもう一つの動物が 私のお腹の中で また... 続きをみる

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  • 循環する事象

    事象が循環する単位がある 太陽の周りを地球が一年かけて回っている 1月1日の地球の位置をスタートとすると 一年たつと 同じ位置に戻り一年が終わるということになる 地球の公転は 単純な慣性運動の継続で 元のスタートに戻る循環なのだけれど 生命活動は 多種多様の事象の連鎖反応のなかで 元のスタートに戻... 続きをみる

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  • 防疫と人間主義、反自然主義

    病原菌は 自然の豊かさの一部である この豊かさを 人間主義が押しつぶそうと躍起になっている このような防疫は反自然主義だ 人間にとっては有益な反自然主義だ だから 人間主義と 反自然主義が手を組まなければ 防疫は進まない 人間主義は人間を知りこれを助ける 反自然主義は自然を知りこれに抗う 人間の都... 続きをみる

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  • 内臓の配下にある理性

    自分の命の終わりを 自分で決められないのは 人間の理性なんてものが 巨大な生命という権力の構造の中で まだまだ ひよっこだから仕方がないだろう つらいことがあり 食欲が減退しても たいがい またお腹が減り食欲が復活する いくら高尚で美しいことを考えていても 尿意や便意が始まると 「どこのトイレにい... 続きをみる

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  • いい時を基準にすると維持することが難しい

    住む人が亡くなり空き家になり ほったらかしになると 家は急速に老朽化してゆくという 維持しようとする ちょっとづつの積み重ねが 日々の老朽化に抵抗している 大きな家を維持するには それなりの努力を積み重ねなければならない 小さな家を維持するにも それなりの努力が必要だ 同じように 大きな命を維持す... 続きをみる

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  • 自然の朝と観念的な朝

    社会は反応の連鎖に満ちている 誰かが何かをすると それに私が反応する その反応に また他の誰かが反応してゆく 反応する対象は 反応である必要はなく ただそこにある景色でもよい だから 反応は自然発生し 反応の連鎖は留まるところを知らない たとえば お日様が近づくと 空は明るくなり 暗闇に隠れていた... 続きをみる

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  • 矛盾を超える時間の使い分け

    冬には鍋料理がありがたい 夏には冷やし中華が良く似合う 身体が欲しているのだろう 夏には夏の身体があり 冬には冬の身体がある 四季折々の身体に合わせて 四季折々の意識が働く 春の意識が 秋の意識に歯向かうこともなく 冬の意識が 夏の意識に流儀の違いを説教することもなく 時間を分有しながら 共存して... 続きをみる

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  • 「らしさ」を求めあう秩序

    友達らしく振舞う 部下らしく振舞う 上司らしく振舞う 子供らしく振舞う 親らしく振舞う らしさには 義務というか 欺瞞というか 偽善というか そこまでいびつに歪められたものではないにせよ 自分らしさの抑制がある 地球は地球らしく ここはここらしくしてくれているから 今の暮らしが成り立っている 時々... 続きをみる

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  • 見た目を創るということ

    軍服を着て 戦争反対や自由を叫ぶ人には 違和感を覚える 誰しも それらしい服を選んで着ているからなのだろう 言葉を着飾るように 服で表現をしている 見た目と 実際は 一致していた方がわかりやすい 今日はどんな日になるのだろう どんな服を着るだろう どんな服を着て どんな日を演出してゆくのだろう い... 続きをみる

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  • 歪められている「正しい自然」

    人間は技術を駆使して 自然を歪めながら生きている 害虫や害獣を駆除し 雑草を排除して有益な作物を栽培する 荒ぶる災害を 未然に防ぎ安全に過ごす 正しい技術を以て 正しい自然の中で生きてゆく 正義は このような技術の総意である 人間は正義の技術を駆使して 社会を歪めながら生きている 同時に さらに良... 続きをみる

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  • 一笑二敗がちょうどいい

    雨にも負けず 風にも負けず このように 天候に勝っても 天候はびくともしないから 遠慮なく勝てばいい でも 相手が人間ならば話が違う 相手が虫であっても違うのだ たとえば ゴキブリのような強い相手なら 勝っても勝っても 相手はびくともせずに またやってくる それに ただ勝てばいいというものでもない... 続きをみる

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  • 未来への思考

    象徴化された時空の中で 記憶の時空が再構成される 予想は 過去の時系列が 未来の時系列への近似だ 過去も 未来も 象徴化された記憶として存在する 地層の中で固まった化石とは違い 思考の俎上の上で 様々な記憶の時空が動き回る 過去が 反芻され この反芻と呼応させるように 未来が 反芻される 現在と並... 続きをみる

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  • 裸の私は存在するか?

    服を着ている時に 裸の私は存在するか? 服を着ている時 私は裸ではない しかし 服の下には 裸の私がある 裸の私に服を着せ 服を着た私になっているのだ 裸の私と 服を着た私は 違う存在である この違いを認識できる私があるから 裏と表を識別できるし 悩みもする 今日は元日 普通の日に元日を着飾ってい... 続きをみる

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  • 無為自然な道

    雲は 右から左に流れることもあり 左から右に流れてゆくこともある 川の水は いつだって 上から下へ流れている 水の自由は 限られているらしい 護岸が囲まれた 限られた空間のなかに収まりながら 水が流れてゆく 護岸を超える洪水は 迷惑千万だ 囲まれた空間に収まりながら 上から下へと 水が流れる 無為... 続きをみる

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  • 未来へのお届け物

    不死身の身体 あればよいと思ったりする けれど、、、 どうせななら 足腰が痛くない不死身の身体がいい かっこいい顔がついていて 怠けていても太らない体質がいい 、、、などなど 余計なことも次々心配してみる むろん 頭もよい方がいい 認知症の不死身の身体では 自分も周りもたまったものではない 理想を... 続きをみる

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  • 賢明に生きるということ

    キリギリスは キリギリスのように生きる アリはアリのように 集団で生活し スズメバチは スズメバチのように ミツバチはミツバチらしく 巣を作る 人間も人間のように生きている 様々な人間が それぞれの人間のように生きている 様々な場所で それぞれの場所なりに生きている 時には飼い猫のように 時には野... 続きをみる

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  • ネオニコチノイド系殺虫剤

    思い通りにいかないと 人のせいにして自分は逃げる それをするために 足があり 智慧があるから 逃げ遅れると 損をする羽目になる 災害など 大きな危機に際して 逃げるのは恥だという人はいない けれど、、、 国の危機に際して 国を助けないのは 非国民になる 感謝されることはうれしいことだが 感謝される... 続きをみる

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  • 過去を美しく書き直そうとする本能

    しばしば 恨みを晴らすために 人生の大切な時間を消費する もったいないけれど 恨みを晴らすことが 大切なことになってしまう事情があるから 仕方がない このような事情が肝となって 物語が進行してゆく 過去の歴史が事情となり 物語の背後世界を支配している 人生の形而上として それぞれの事情が成長してゆ... 続きをみる

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  • 監視社会と形式主義を柔らかにする努力

    監視社会が進むと 犯罪は減少し マナーが向上するという 世間様に見られていると よそ行きの行動をとる それが良いのだろう しかし よそ行きの行動は 人様には都合はよいが 窮屈で 息苦しい たまには 羽目を外してみたくなる 旅の恥を掻き捨てしたくなる 高度な監視社会では それもままならぬことになるの... 続きをみる

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  • 小さな体に宿る大きな意識

    138億年の歴史のある銀河系に比べれば 私の50数年の歴史は無いに等しい 銀河系の大きさや質量に比べれば 私の身長や体重は無いに等しい それでも 私の意識は私を大きく扱う これでもか これでもかというくらいに 大きく扱う 落ち込んで 縮こまっている私にも 容赦なく 大きなフォーカスを当てて 私以外... 続きをみる

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  • 反応系 f(オリジナル)→コピー が形而上

    知覚は 体験と記憶の橋渡しをしている このことを数式で表すと f(体験)= 記憶 体験が記憶へと変換されるというわけだ f’(言葉)= 意味 これは 言葉が意味へと変換されるということだ これとは逆方向の変換として f”(意味)= 言葉 と記載することもできよう 様々な反応系が関数のように機能して... 続きをみる

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  • 循環する刺激ー反応系

    刺激ー反応系 たとえば フェロモンを知覚し それに反応する昆虫たち 異性の婚姻色を知覚し それに反応する脊椎動物たち ホルモンを受容して それに反応する細胞たち 予定調和として 創造された 刺激ー反応系の流れに乗って 生命が躍動する 酵素も 特定の物質に 特定の反応を導く 刺激ー反応系だ エネルギ... 続きをみる

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  • 継続への試み

    たかだか人間が 地球環境を制御できるとでも思っているのだろうか? 経済すら 統制できずに 神の手にゆだねなければならない人間に 地球環境を制御できるとでも思ているのだろうか? ダメになったら 神の手に導かれ 消えてゆくのである 一つの命は一つの試み 試みには失敗がつきものだ うまくゆく試みがあれば... 続きをみる

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  • 自己擁護

    人の悪癖は よく気が付くのだけれど 自分のものとなると ぼんやりしている 人の猫背は よく気が付くのだけれど 自分の猫背は気づかない 身体には 補い合う能力が授けられているので 身体に少しばかり歪みがあっても 体の不調に直結しない けれど 補完が難しいほどに あちこちが歪んでしまうと 不調が現れる... 続きをみる

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  • 自律する魂に従い、安きを生きる

    自律するには 自分で自分を評価する必要がある 自分の至らない部分を 自分で見つけ それを直してゆく これを繰り返しながら 立派な自分を形成してゆく 自律する過程だ * 自殺は 人間特有の現象らしい 人間は自律する生き物だからだろう * 多くの生き物が 自然にふるまいながら 自然に溶け込んで生きてい... 続きをみる

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  • 知覚と帰属による恣意の必然化

    気が付けば どうしようもなく 帰属しているということなのだろう 刷り込まれた帰属の意識が 夢を導く旗となる 優れた集団には 美しい旗があり 美しい歌がある * 動物にも言葉がある ユリカモメの母親のくちばしには ユリカモメのひなに餌が来たことを知らせる模様が 埋め込まれている トゲウオたちの 婚姻... 続きをみる

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  • 「右手が存在する」構造主義と現象学

    右手の掌を上に向け 上から左手で叩く パチンと音がする この一覧の動作を この文章を読みながら 再現できる人は 間主観的に私と連なっている それだけではない 文字を見る目と右手や左手が連なっている 構造が前置されていてこそ パチンと音がする * 右手は 主観的存在か? それとも 客観的存在か? 右... 続きをみる

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  • 人の群れに飲み込まれ

    人は 人の群れに飲み込まれながら生きている このことを懸命に否定しようとするのだけれど 人の群れから零れ落ちた自分の無力さに ただ 怯えることしかできない だからだろう 群れに 人は群がりつづけ 膨れ上がり成長してゆく 時に その姿に恐怖して立ち止まり 立ち尽くし 再び 自分の無力さに立ち返る 人... 続きをみる

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  • 自然な人間 人工的な人間

    人間は 火を使えるようになった おかげで お肉をおいしく食べれるし 温かいスープも飲める 寒い場所でも 暖かく過ごせるようになった 人間は 動物を使えるようになった おかげで 馬に乗り早く移動できるようになった 牛や馬に土地を耕してもらえるようになった このような便利さは 機械によるところが大きく... 続きをみる

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  • 安心の拠り所としての我慢のしどころ

    嫌われると 非生産的な喧嘩に巻き込まれてしまう だから 当たり障りなく 嫌われないようにと心を配る 心を配りながら 自分を曲げてゆく 曲げ続け 私が次第に消えてゆく 消えたら消えたでよいのだろうが でも どこかに曲げずに残しておきたい自分がいる そんな自分を 心の拠り所を大切に守りたい 願わくば ... 続きをみる

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  • クローンでクリーンなプロトコールを求めて

    私の身体は 沢山の細胞の寄り合い所帯だ 細胞たちが 右往左往しながら 助け合い 身体が維持されている 私を統合している細胞たちは 本当に仲が良い 時には 喧嘩もするのだろうが すぐに仲裁が現れて また元のように 助け合い 維持し合い 私が維持されているのだろう 私を統合している細胞たちは 本当に仲... 続きをみる

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  • 自己競争と自己調和の共進化

    協調するように 仕組まれている仕掛けがある 設計は このような予定調和の仕込みである 協奏曲の楽譜 精密機械の設計図 経典 法律 遺伝子 様々な プロトコールが それぞれに予定調和を描き それが実践されている プロトコールは 自己複製し 複製した自己の間で競い合う関係となり 切磋琢磨する と同時に... 続きをみる

  • 自然な私と人工的な私

    お金の価値が 後進国に流入し続けている 自然の中で 自給自足している人々の間にも お金の魅力が浸透してゆく このことは 自然のあるがままでいるものより 人工的に手が加えられたものの方が 人間にとって魅力的である証左なのだろう あるがままの自然の中にある 不都合な部分を削り取り 都合の良い部分を 都... 続きをみる

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  • 力を求める傾向性について

    お天気には逆らえない 明日晴れてもらいたいと思っても そうなるとは限らない そろそろ雨が降ってもらいたいと思っても 雨が降るとは限らない 思うようにならないことが 実は 思うようになるとしたら 思うようにしたくなるのが人情だ 人間社会には 様々な規制があり 試験があり 思い通りにならなくなっている... 続きをみる

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  • 動物が動くことによる損得勘定

    損はしたくないが 得はしたい 得をするには動かなければならないけれど 動くと失敗して損をするかもしれない そんなことだから 自分の支配下にある誰かを動かして 損をしたら放り出し 得をしたら上前をはねるといい ということになる みんなが こんなことを希望すれば 誰が損をして 誰が得をするかで喧嘩にな... 続きをみる

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  • 呼応するプロトコルとしての絆・愛

    依存することもあり 依存されることもある そして 依存しあい調和が生まれ 互いに活かしあえれば 美しい愛が生まれる 言葉ばかりが 愛をささやくのではない お金もささやく お金が依存を呼び込み 依存を許す 遺伝子も愛をささやく 依存することを前提とし 依存されることを許容するように 命を誘導している... 続きをみる

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  • 夢が花開く場所

    人間は 大きな限界と小さな夢を持っている 大きな限界に囲まれた世界の中で 小さな夢を咲かせている そして 小さな夢が咲き乱れ 次第に大きな夢に育ってゆく 夢が 大きく大きく育っても いつまでも その夢は もっともっと大きな 大きな限界の中にある どこまでも どこまでも 広がってゆく 大きな限界の中... 続きをみる

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  • 目的地のその先へ

    自分がいたい場所は 自分の拠り所となる場所であり 自分の拠り所となる思想があり 自分の拠り所となる人がいる 自分がいる場所は 目的地へと歩いている途中であり 何時だって 目的地にはいない 何時だって 目的地のその先があるからだ 目的地のその先にある場所は 目的地より良い場所とは限らない それでも ... 続きをみる

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  • 統合の象徴

    骨だけになると 体はばらけてしまう 単なる 形態的なことではない 機能的にも 部品が連なって 部品がそれぞれ単独では発揮しえない機能をも発揮している 部品の一つ一つも重要だけれど 統合が 機能にとって重要な要素となっている 私は私の身体の統合の象徴だ そしてこの私の存在は 私を構成する細胞たちの総... 続きをみる

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  • 夢が現実に立ち向かう場としての命

    理屈の上では 理想がきらびやかに描けるのだけれど 現実は 現実しか描いてくれない そんなように 現実は融通が利かないから 困ってしまう それでも 理屈は 現実に向かって立ち向かい 懸命に努力を重ねて 理想を追い求める あんまり頑張りすぎて 暴力を使ったり お金にものを言わせたり 餌を撒いたり 逆に... 続きをみる

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  • 日課

    日課が集積して 一日の予定ができている 文句を言うこともなく 心臓が拍動し 空気を吸いこみ 空気を吐く このような日課が つつがなく行われ 今日が 明日につながってゆく 日課は そのようなものだ 体調が悪いとか 足りないものがあるとか あれこれ理由をつけて やらずじまいになる日課は 大したことのな... 続きをみる

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  • 惚れた弱みが社会秩序をもたらす

    惚れた弱み 惚れると 無条件の愛が待っている この無条件の愛が 無条件の服従をもたらすと 惚れた者の弱みとなる * 惚れられた強みを どれほど活用してよいものだろう 強みを使えば使うほど 便利には違いない しかし 使えば使うほどに すり減るのも強みである 惚れ薬の効き目を持続するのは それはそれで... 続きをみる

  • 理屈との付き合い方あれこれ

    理屈はプレゼントに似ている 存在するだけでは足りない 受け止められ共有されて初めて有意義に機能する 受け手が喜ぶプレゼントもあれば 受け手が悲しむプレゼントもある 受け手を喜ばせるプレゼントは 送ればすぐに受け止められて共有できるけれど 受け手を悲しませるプレゼントは 送っても拒否されて機能するこ... 続きをみる

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  • 相対的な知覚の中で

    大きな花火が 爆音と共に花開く 近くで見ていると 大きいが 遠くに離れると 意外と小さい * 地球より小さなお月様と 地球よりはるかに大きい太陽が 同じような大きさに見える 太陽より 遥かに大きな星たちが 小さく小さく輝いている * 影響力が大きな人がいる 遠く離れれば 小さな人だ 文化があり 言... 続きをみる

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  • 今を未来に送る合目的的システム

    「生きたい」という思いから始まる動きがある この「生きたい」は 意識であることも 無意識であることもあるだろう 理性的であることも 本能的なこともあるだろう このような 「生きたい」から始まる動きを 人間から差し引くと 何が残るだろう * 「死にたい」と悩むのは 「死にたい」が「生きたい」を 乗り... 続きをみる

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  • 終幕と除幕

    壊れる すると 秩序は 無秩序に帰る 生は死へ 有は無へ 一定の関係が 維持されている奇跡が遠ざかると 一つの幕が下りてゆく 幕が下りたその裏で 結ばれ得る様々な関係たちが 調和が得られぬままに混沌と湧き上がる 時代の節目の混沌 不調和たちが きしみを上げながら調和を模索する 新しい時代の幕開けを... 続きをみる

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  • 善でもなく悪でもなく、ただ刺激を求める

    感情と理性が 追いかけたり逃げたりしながら じゃれている どちらも怠けている時もあれば どちらも一生懸命走っている時もある 仲が悪いようでいて 気付くと いつも一緒にじゃれている 仲良くしている時には それぞれが何をしているのかすら 気づかないくらい静かにしている だから じゃれている時にしか気づ... 続きをみる

  • 「笑って許して」という急がば回れ

    何をやっても 失敗がつきまとい その失敗をうまくカバーしなければ うまく回っていかない だから 失敗を 笑いながらカバーしてくれる仲間がいると ありがたい 別段、笑いながらカバーしてくれなくてもいい カバーさえしてくれれば とても有難いのではあるけれど 笑いながらカバーしてくれると とても救われる... 続きをみる

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  • 命とお金を天秤にかけてはいけないという偏見

    どこかは忘れてしまったけれど 未開の国を旅した知人が 「あの国では  お金を払えば  人の心臓も食べられる」 と話してくれた ほんとかどうかはともかく 考えたこともないことを 考えさせられ、驚いた 「人身売買」というのもはばかられるのに 「人身を食材」として売買するとは 考えもしていなかったからだ... 続きをみる

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  • イデアに支配され利用する

    地球は平たいと信じられていた 今は 地球は丸いと信じられている 地球は変わらずにいる間に 人間の思想は右往左往することができる 物質世界に比べて 思想世界はとても自由だ だから 不都合な思想が嫌われ 都合の良い思想が自由を謳歌することになる そんななかで 人間の都合を排除して 物質世界に忠誠を誓っ... 続きをみる

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  • 情報世界構築における現実の役割

    時代には それぞれの時代なりの考え方がある 地域には そろぞれの地域なりの考え方がある 現実の時空は いやがおう つながっているけれど 情報の時空は それぞれ分断されていて なんとか 現実に即して 関連付けつながっている体裁を整える 現実は統合された状態が根源にあり 情報は分断された状態が根源にあ... 続きをみる

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  • 命令言語としてのプログラム

    様々なプログラムがインストールされています コンピュータのことではありません 人間のことです 物質が 制御されているのです おかげさまで 指を動かすこともできますし 声を出すこともできます おかしなことを考えるのも 変なプログラムがあるせいです 変なことをするのは 私のせいではありません おかしな... 続きをみる

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  • 世界を統合する有用性

    現実を眺める人間に意識の中で 現実が複製され記憶される このようにして それぞれの人間に 複製された意識の中の現実は どれもこれも同じようでいて 実に様々な多様性を秘めている 同じ花を見ても 美しいと思う人もいれば そう思わぬ人もいる 同じ食べ物を食べても 美味しいと思う人もいれば 思わぬ人もいる... 続きをみる

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  • 変換形式の連鎖反応としての意識

    電車の中で ほとんどの人がスマホを覗いている 何かの順番を待つ長蛇の列をつくる人々も 同じようにスマホを覗いている スマホの中で 何か素晴らしい世界がうごめいているらしい 意識の中の世界と同じだ 現実であるのか 幻想であるのか その境が あいまいで すべてが幻想であると言われても仕方がない世界 現... 続きをみる

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  • 小さな命に向く意識

    小さな命が 動いている その小さな命だけを見ていると 頭の中で その小さな命が どんどんどんどん大きくなる 右へ動き 左へ動き 上へ 下へ 動き回る 動くたびに大きくなる 小さな虫以外へ向く意識が どんどん小さくなるからだろう その小さな命の他には 何もないような錯覚の中にいる 小さな命が 藪の中... 続きをみる

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  • 心を鍛えるという事

    自分では気丈でいても 仕事上の失敗 家庭上の失敗 将来への不安などが高じると 体調に異変が現れる 体調に現れずとも 顔にでる 背中も丸まる そんな外面の些細な変化を 自分ではなく 他人の方がよく気が付くようにできているらしい 典型例は 口臭だ 心を鍛えると 口臭も防げるのかはともかくとして 意識し... 続きをみる

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  • 自由は遠きにありて思うもの

    雑草の自由には 壮絶な競争が付きまとう そこに 生えようとした幾多の種子の中で 今、そこに生えているという強者の証として 雑草の自由がある だから 人の手により守られ 趨勢を誇っている小麦や稲は 人の手が離れると たちどころに 雑草の自由に踏みにじられることになる 保護されているという安心は 自由... 続きをみる

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  • 無駄になりかねない努力を積み重ね

    花の芯には 熱をつくるところがあって そこが熱くして 虫が集まるにおい成分を揮発させるそうだ 花に集まる虫は このにおい成分を感知する 遠いところからでも わずかなにおいを頼りに 花に集まる 誘う方も 誘われる方も 工夫を凝らすのが 自然の掟 無駄になりかねない努力を重ね なにかの訪れを待ち望む ... 続きをみる

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  • 言語と虚構の共進化

    幸せな夢想に浸っている時に ふと その夢想を暗転させる想像が 頭をよぎることがある 将来への不安は 幸せを阻害する 未来は 今、現実としては存在していない しかし 夢想のなかで描かれる この描かれた存在が 心を彩る光と闇になる 過去の思い出も また 存在しないまま描かれ 夢想の中で存在に至る この... 続きをみる

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  • 権限という情報世界の出来事

    全ての権力は 国民に由来する これが 国民主権の考え方だ 下から上への権力委譲だ 国際社会から 国への 上から下への権力委譲はない 内政不干渉の帰結だ 国際社会から国への要望は 国民を通じてしか 権力に反映させられないというのが 原則のようだ このような構図の中で 国が国際化するには 他国の権力者... 続きをみる

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  • 勝ち馬に乗る負け犬

    勝ち馬に乗るには まず 馬に傅かなければなるまい 極端に言えば 戦わずして負ける服従だ こうして 勝ち馬の周りに 負け犬たちの群れができあがる 負け犬たちは 馬の自慢をしながら 世間を渡り 同じ馬に乗ろうと人々を誘う そして 負け犬たちは 違う馬に乗る人を見ると こっちの馬の方が優れていると 自慢... 続きをみる

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  • 統合と自由の対峙を取り持つ忍耐

    統合を好み 自由を好む だから この対峙する観念のせめぎ合いが 生れてくる 統合を好むと 調和性の高い関係性となり 自由を好むと 調和性の低い関係性となる 調和は 規制により成立する 自由は 規制を排除して生まれる 自然は自由だ 恵みも 危害も 規制されずにあらわれる 友好関係にない秩序は 規制が... 続きをみる

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  • 新陳代謝

    意識することも 知覚することもできないけれど 私の身体の中で 細胞が分裂を繰り返しているらしい 絶えず 古いものが壊され 新しいものに置き換えられているらしい リニューアルを繰り返し 維持している秩序 細胞の中の細胞内小器官は 古くなり損傷した細胞内小器官を認識し それを壊す働きを持っている この... 続きをみる

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