散逸と循環:生命は強欲な抗いの系譜である
試行錯誤を繰り返しながら
より良いものを創造する
山は
出来てから
散逸し続ける
波打ち際の岩も
浸食され
散逸するばかりである
限界はあるものの
こうした散逸に抗う力が生命にはある
進化の過程で
この生命としての抗う力が
より良いものが生き残る試行錯誤の結果として
創造されて来た
そしてこれからも想像され進化を続けてゆくのだろう
似て非なる同じものを生命は誕生させては
その非なるところにおいて
試行錯誤を繰り返しているのである
そして
より良く循環し同じを繰り返す仕組みを承継し
それを系譜として維持してゆくのである
散逸し消えてゆく時の流れに
抗う系譜である
屍が
抗う力を失い
儚く朽ちてゆく
この儚き本質に抗う力が
私にも備わっている
私にはその力がある
そのことを忘れた精神が
私を蔑む
それは
もっともっともっと抗うための手段なのだろう
生命は欲張りにできている
自らを蔑み
もっともっと抗う力を手に入れようと
私を誘う