ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

再現能力:弱い魚の誇り高き主張

catsdoodle


結論のある議論が繰り返される


その結論を否定する主張を打ち破り

その結論を肯定する主張を繰り返す


「我々は生きるに値する生き物である」


「我々は生きるに値する種族であり

 賞賛されるべき組織である」


こうした結論を否定するような主張は

敵であり

これらの主張を打ち負かさなければならない


主張で打ち負かすことが出来ればよいのであるが

出来ないとなれば

手を上げ

腕力をもって打ち負かしてでも

こうした結論を肯定し続けなければならない


生命は

その生命を肯定する結論を

再現するために

生まれ

育ち

活動している


同じことを繰り返す


失敗しても

負けても

結論を残せれば良い


同じ主張を繰り返す


運のよい鰯が

たくさんの仲間が捕食されながらも生き残り

産卵し

再び

たくさんの捕食されるげき稚魚や

わずかに産卵し次世代を産み落とす稚魚が生まれてくる


生き方が変るということは

議論して得るべき結論が変るということだろう


鰯を捕食する生き物がいなくなり

敵対して議論する相手がいなくなると

鰯たちの結論は違ったものになってゆくだろう


大きく育ち

無駄にたくさんの卵を産まなくなり

「魚偏に弱い」という漢字が似つかわしくない

とても立派な魚に変貌するかもしれません


自然は大きな会議室である


様々な主張が喧々囂々と繰り返され

様々な結論が遷移を繰り返す


生命は

それぞれの主張を繰り返す


身体を張り

それぞれの主張を繰り返す


跳ね返されても

打ち負かされても

主張を出来る限り

それぞれの主張を繰り返す


生きることは主張を繰り返すことである


同じ主張を延々と繰り返せることが

自然という大きな会議室に居残るという誇りとなって

今を懸命に彩っている

再現能力:偉大なる徒労を繰り返すこと

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「あの時

 どうやったんだっけ」


ないかうまくいかないことがあると

上手くいった時のことを思い出して

上手くいった時にやったことを再現しようとする


でたらめにやっていては

うまくいかないことばかりなのである


「あの時

 どうやったんだっけ」


この問いに

すぐに答えられ

そのやったことを再現できれば

やりたいことを

やりたいように実践できるのである


蜘蛛が

蜘蛛の巣を張っている


再現性のある幾何学模様が描かれる


どうやれば

この幾何学模様が描かれるのかを

蜘蛛は知っている


おそらくは

「あの時

 どうやったんだっけ」

などと思い返す間もなく

蜘蛛は幾何学模様を描いてゆく


遺伝子が

親が描いた幾何学模様を描くよう誘導しているのである


為すべきことを誘導されながら

生命は

それぞれの営みを持続している


「あの時どうやったのか」

「その時どうやるべきなのか」


様々な営みが

記録となり

引き継がれてゆく


引き継がれるに足る営みが

世代から世代へと引き継がれる


その中には徒労たるものも含まれよう


ほとんどのイワシは

成長途上で捕食されてゆく


生まれ育つことが徒労に終わるのである


イワシたちは

徒労であっても

引継ぎを目指して

成長することを再現してゆくのである


同じことを繰り返す


ただ同じことを繰り返す


そのなかで

繰り返すべきことが引き継がれて来た


徒労であろうが繰り返すことでしか

求めるべき未来は得られないのである


「あの時

 どうやったんだっけ」


その営みは

徒労かもしれない


しかし

それは

繰り返されて来た偉大なる徒労なのである

現象の誘導:同じことを繰り返す能力がもたらす進化

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原因と結果は

時空を異にした現象である


こうした現象を

遺伝子や

思考は結び付けている


人為的現象は

思考により結び付けられた原因と結果を逆算し

結果を誘導する原因を人為的に創りだすことにより

創生されている


だからなのか

原則的に

人為的現象は

人間に都合の良い現象ばかりである


同じように

遺伝子により結び付けられた原因と結果が

生命現象として

原因となる現象から結果となる現象が誘導され

その結果たる現象が

さらなる原因となり

次の結果足る現象を誘導している


人為的現象と同様

原則として

生命現象は

遺伝子にとって都合の良い現象ばかりである


組織化は

原因と結果の結びつきを

組織にとって都合のよいものへと進化せてゆく過程であり

結果から原因を淘汰選択することで

この過程を実践しているのである


未来に存在する結果の都合の良し悪しから

過去の現象の良し悪しを判断し

捨てたり

拾ったりするのである


このためには

同じことを繰り返す能力が不可欠である


時間を逆流できない場合

良い結果をもたらした過去を繰り返すより

思った未来再現することが出来ないのである


ベンチ裏でアイスを食べたら

村上選手がホームランを打った


そこで

ホームランを打ってもらうために

ベンチ裏でまたアイスを食べるのである


「待ちぼうけ」のように

いくらアイスを食べても

ホームランが出ないとなると

やがて

アイスを食べることは少なくなってゆくだろう


逆に

またホームランが飛び出せば

アイスを食べることが多くなるだろう


遺伝子にも思考にも

同じことを繰り返す能力が宿っている


この能力がなければ

未来から過去を選択できないから

進歩が生まれてゆかないのである