感覚と未来:現実をとるか理想をとるか
長期休みでくつろいでいる時
ふと
久しぶりに前屈運動をしてみて驚愕した
足を延ばして座り
前にかがもうとしても
身体は直角のままで足の方へは
何としても動かないのである
若いころは頭が足についた
つい最近までは
手で足を触ることが出来た
今も
足先に手が届くつもりで
手を伸ばしたのだけれど
脛の上
それも膝に近いところから先には
手が伸びてゆかない
いつの間にか
随分と体が硬くなっていた
現実容認の理系的な自然科学の発想では
これでよい
現実を受け止め
それで記録を書き換えれば
それでよいのである
しかし
理想追及の文系的な応用科学の発想としてはそうはいかない
「前屈運動では
手が足に触らなければならない」
という法律があったとしよう
この法律に
現実を適合させなければならないのである
身体を矯正して
手が足まで届くようにしなければならない
ということである
そのために
更生しなければならない
そこで私も
理想を追求しようと
早速に
10秒くらい頑張って少しづつ手が足に届くように
努力を重ねた
しかし
なんとしても
手は足首の辺にまでしか到達せず
足先にまでは到達できなかった
「明日から毎朝
前屈運動をしよう
それが私の課題であり更生である」
そう考え
今日はここまでとした
無理をしたせいか
腰から太ももにかけて
どことなく痛痒い
私の思考は
私の身体を凌駕できるであろうか?
私の身体は
痛みを発し
必死の抵抗を繰り返してゆくだろう