ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

罪悪と正義:善悪を昇華させてゆく諍いたち

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小川のせせらぎは善であり

鉄砲水は悪である


水の動きは

善でもあり悪でもある


過ぎたるは猶及ばざるが如し


無ければ困るが

ありすぎるのも困る


困るのが悪で

ありがたいのが善である


都合が良いのが善であり

都合が悪いのが悪である


この考えは

わがままと同じである


所詮

善悪は利己主義にも起源する俗なものなのである


言ってしまえば

皆が「ああよかった」と思えるほど善であり

皆が「困った」と思うほど悪なのであり

わがままが通れば善で

通らなければ悪なのである


そんな俗な感情を聖なるものへと昇華させ

万人に認めてもらえるようにして

諍いを予防したり鎮静する道具にしているのである


個人のわがままではなく

社会のわがままへと昇華できたので

善悪という言葉が生きながらえて来たということである


だから

社会と社会の間に諍いがあった時には

それぞれの社会で培われた善悪は役に立たない


どちらの社会も属するもっと大きな社会において

善悪が昇華されてこないと

諍いは絶えないのである


諍いのなかで

善悪がアウフヘーベンできればそれでよしということである


できなければ

それぞれに「正義の戦い」として

諍いを続けてゆくより仕方がない


その方が自由と言えば自由である


野生の動物同士の関係にはそんなところが見受けられる


しかしながら

動物同士でも

どことなく妥協し合うように見受けられるところもある


敵を徹底的にやっつけないのである


これも緩やかなアウフヘーベンなのだろう

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