規則的相当性:多中心世界と一中心世界
多中心世界は独立性が低く
一中心世界は独立性が高い
言葉の文字と発音と意味の関係性は
ただ一人の人により
こうした関係性が維持されておらず
多数の人により維持されている
こうした多中心世界により維持されている規則相当性が
民主的で
独裁的に変わることはない
私の身体は
おおよそ
私の意思により動き
この意味で
一中心世界である
私の血糖値は
私の血糖調節計器官の働きにより維持され
独占的に
その規則相当性が維持されている
だから
インスリンは
いつも低血糖をもたらすし
グルカゴンは高血糖をもたらす傾向にある
私には
意識世界の外
こうした血糖調節世界もあり
血圧調整世界も
体温調整世界も
それぞれの独立性を保持しながら存在しており
こうした異質世界の調和的複合体として
私は成立している
私は一にして多なる存在なのである
言葉の世界も
そうした私の一部であり
言葉の世界の中で
私はその世界の一部なのである
さて
夕べ見た夢もまた
私の一部なのだろう
その夢の中で
私は独立していた
夢の中で私は思うがままに世界を創造できていた
夢から覚めた今
様々な感覚器が
私の外の世界を私の中に取り込んで来た
その中で私は多世界の一員となり
独立性を失ってゆくのである
多中心世界は独立性が低く
一中心世界は独立性が高い
自由で独立した世界は
覚醒により失われてゆくのである
解るということ
理解するということ
悟ということも
そうした独立の消失なのだろう
解ることを失うと
解脱するのかもしれない
それは
ある意味
世界の崩壊なのだろう