規則的相当性:多数世界の融合
鏡に映った私と
私は
それぞれ
別々の世界として存在している
同じように
視覚として形成された世界と
見られている世界は
それぞれ
別々の世界として存在している
それぞれ別々の世界に存在しながら
鏡の中の私は
私と同一であり
視覚としての世界と
視覚の対象である現実と呼ばれる世界は
同一なものとして判断される
この判断の規則性において
規則的相当性は維持され
二つの世界同一なものとして融合する
言葉を介して
会話する二人の間にも
別々の世界が一つの世界として癒合することにもなるし
異なる言語が作り出している
二つの言語世界が
規則的な翻訳により
一つの世界として癒合することにもなる
DNAワールドと
RNAワールドと
プロテインワールドもまた
それぞれ独自の世界を維持しつつ
一つの世界として癒合している
規則相当性が
独自の世界を創造し
そうしてできた多数の世界がまた
規則相当性により癒合して
新たな大きな世界を形成してゆく
こうした癒合で生まれる世界は
規則の維持が出来なければ消えてゆく
そんな世界のなかで
何かが何かと互いに依存し合い
規則を維持している
私は
鏡の中の私を見つめ
私を眺める
そのことが
私を維持してゆくための何かを
鏡の中の私が
それを眺める私に授けてくれている