ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

迷える目の裏の創造主


私の意識が
どこいら辺にあるのだろうか?


どうやら
目の裏側辺りにあるように思われる
そして
私の意識も
目のある顔の正面を正面だと思っている


いくら目をつむっても
花や目のある方が私の意識の正面であり
後頭部の方が正面になりはしない


さらには
意識の居場は目の後ろであり
口の後ろの辺りに下げることはできない
ましてや
私の意識に首を通り抜けさせ
私の内臓のほうへと移動させることはできない


内臓は
私の意識のことをどう思っているだろう


お腹の中から上を眺めると
私の意識が忙しく立ち振る舞っているのが見えるだろうか?


私の意識には
人様が何を考えているのかわからないのと同じように
私の内臓が何を考えているのかわからない
私の指先が何を考えてるのかもわからない
ただ
人様が考えていそうなことや
私の内臓が考えていそうなことや
私の指先が考えていそうなことを
私の意識が想像している


想像しているのではなく
創造しているのかもしれない


この勝手な創造が真実であれば
私の意識に従い世界を動き
この創造に間違いがあれば
私の予言は外れてゆくだろう


この予言に
お他人さまも
内臓も
必ずしも従ってはくれない


だから
私の予言には迷いがある


迷いながらも
予言をし
その予言が当たるのか外れるのか
事の次第を
目の裏側から眺めている


この創造主から見れば
他人も内臓も似たような存在
手も喉も
似たような存在だ


創造主たる意識に
忠実に従ってくれれば
いい教徒になるのだろうが
創造はしても
下手な創造なので
なかなか思うようには動かない

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