ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

「欠かせない」という幻想


自動車はなくても
歩けばよい
そう考える頑固者がいた


たいへんそうだからと
一緒に車に乗ることを勧められても
車には頼りたくないと断る


変人といわれようが
車を拒否し続ける


ひとは自分の出せるスペードのなかで
生きてゆくのがいい
そう考えているらしい




無くても良いものではなるが
あればたいそう便利なものは
車ばかりではない


洗濯機、冷蔵庫、掃除機といった白物家電
コンピュータや携帯電話
飛行機やヘリコプター
ティッシュペーパーやウォシュレット
具体例には事欠かない


医療機器
医療技術はどうだろう
輸血を拒否する方々もいる




必要とするものたちが
必要と思われるものたちを守り育てる
その成果の一つが
科学技術文化だ


言語文化もそうだ


貨幣や仮想通貨もしかりだ




親が子を慈しむ
親族を慈しむ


命も
そのようなもののひとつだろう


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メモ


守りたい動物をきめるのは
影響力のある生き物

ということになる


人間の好みで
家畜が増え
かわいらしい動物が保護される
一方
忌み嫌われる生き物は
ないがしろにされる
それでも
力強く生き抜くので
なおさら嫌われたりする


変人は
力強くなければ
飲み込まれてゆくのだろう
ならされて
それらしい人が増えてゆく
そして
あたりまえでないことが
あたりまえになってゆく



ありがとうございます

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