ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

反応という現象


反応は
元の存在と反応後の存在の関係としての存在であり
反応の場は
原因から結果を導く因果律の実践の場である


歯車が次の歯車を動かすように
反応が
次の反応を引き起こしながら
反応の場の連帯が
反応を共役させ
より大きな因果律を特異的に再現するシステムが形成されている


このような
能動的に形成された反応の場が
複数連帯して形成されるシステムにおいては
歯車の性能が
前に起こっている動きを
後に続く動きに変えてゆく正確性にあるように
反応の場の性能は
それが引き起こす反応の正確性にある


生命の進化は
反応の場の性能向上としても測られる


もう一つの進化として
反応の場の連帯の適性がある


進化の過程で
反応の場と
その連帯を実践するシステムの性能が向上してきた


このシステムが
生命の因果律を予定的に形成している


そして
この予定が実践されると
システムが再生産され
この予定が実践不能の場合には
システムの再生産が行われない


このような
予定と再生産の円環的反応の連鎖が
何世代も何世代も繰り返されている


この繰り返しの中で
予定調和が熟成してきた


結果として
予定は実践を志向し
実践は予定を志向し
円環的に反応が進み
時を超えてゆく


生命の予定はDNAという記号に蓄積し
このDNAに対する反応が生命現象として実践されてゆく


記号と反応の相互の志向性が
円環的に生命活動を推進している


その結果
生命は記号の上で踊る現象を繰り返す


人間は
言語を志向し
言語の上で踊る現象を繰り返す


積み上げてきた知への
忠誠の場として
生命の躍動が実践されている

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