永遠が
橋の上を歩いている

創られては
壊れてゆく橋の上を歩いている

永遠が
次の歩に進むと
足元にあった橋は
使い捨ての道具のように
次から次へと破壊されてゆく

このような破壊を尻目に
壊れてゆく世界と対応した
立派な新しい世界が創造され
永遠は歩み続ける

こんな
創造と破壊の連続の中で
創造された秩序の上を
何時終わるとも知れない歩みを
永遠が刻んでいる

壊れる前に創る

そんな規則をもたらす欲望の橋の上を
永遠が歩いて行く

壊れる前に一歩ずつ
予定している創造をなしとげながら
永遠が歩いている

予定している未来を迎える努力を成し遂げながら
永遠が歩いて行く