様々な寓話があり
そのそれぞれに教訓が詰まっている

この教訓が
頭の中にこびりつき
反応の仕掛けとなっている

「こういうことをしてはならない」
「こういう時にはああしなければならない」
等々
寓話の教訓が
反応の仕掛けとなっている

言葉は
反応の仕掛けの一翼を担っている

そして
反応の仕掛けとして
時間を超越して存在している

音や形として現れる言葉は
その時々の時間に現存する物質的存在であり
言葉から意味を醸し出す反応の仕掛けは
その言葉を使う人々の頭の中に存在しながら
時間を旅している

同様に
コンピュータの電気信号は物質的存在であり
その信号が文字として現れるための反応の仕掛けは
コンピュータのOSに組み込まれたプログラムが
未来へと運んでくれている

こうした反応の仕掛けがなければ
コンピュータの電気信号も
言葉としての音も形も
無意味は物理的存在としてしか存在しなくなる

小鳥たちがさえずりながら
何かを未来に伝えている

縄張りに臭いをつけながら
動物たちが
何かを未来に伝えている

意味に意味を重ねながら
何かを未来に伝えている

こうした何かを伝えてゆくことも
目的として
反応の仕掛けが淘汰選択されてゆく