反応と恒常:精神による空間への挑戦
「踊る大捜査線」という映画の有名なセリフに
「事件は会議室で起きているんじゃない
現場で起きているんだ」というのがある
精神が作り出す会議室の世界でも
肉体的空間の制約をうけている
しかしその制約は
身体的空間が催す制限の全てではない
意識に登っている制約だけが
会議室の世界に存在しているのである
極端に言うと
切り取った空間だけの世界で
精神が議論を始めるのである
そして
この切り取られた空間以外では通用しない結論が
正しいものとして
その会議室の中で形づけられる
このような結論を
正義として
その結論を賛美する者たちが
あらゆる空間を捻じ曲げようと努力を重ねる
身体的空間に対し
精神が満足を得る為の所作である
切り取られた空間での正義が
全ての空間での正義であるとする外延を
精神は好むようである
この外延は
成功することもあろうし
失敗することもある
それが
空間による
精神に対する自然選択である
精神は
DNAの象徴であることもあるだろうし
社会規範の象徴であることもあるだろう
様々な空間が存在している
それぞれの空間に適応した精神が
その空間に棲みつくことになる