反応と恒常:恒常を維持する条件を整える技術
地球の公転のように
同じことを繰り返す現象は
時間軸の経過の中で
消滅することなく
持続してゆく
生命も
このような現象を目指し
活動している
反応が繰り返され
恒常が維持される
同じことを繰り返すことが出来るという性質が
地球の公転や
生命現象を維持させているのである
元素の中を動き回る電子雲もまた
同じことを繰り返す恒常の中に在る
存在は
言ってしまえば
こうした恒常をとらえることにより
認識できるということなのだろう
水分子はブラウン運動する性質があり
水に水溶性の色素をたらすと
その色素は水の中を拡散してゆく
水には上から下へ流れる性質があり
川の水は恒常的に上流から下流へ流れている
水には物質の動きに引きずられる性質があり
洗濯機の拡販装置により渦をつくる
こうした水の拡散や流れそして渦も
動きながら維持される恒常としての存在である
やがて消え去る持続力の小さな恒常でも
その現象が現れる条件が整えば
あるいは
その現象が現れる条件を整えれば
再び現れることになる
科学技術は
このような条件を整える技術であり
その成果として
車が走り
飛行機が飛んでいる
DNAを中心としたセントラルドグマなどの生命技術も
このような条件を整える技術であり
法律や宗教や政治などの人文技術もまた
このような条件を整備する技術である
AIは
このような条件を探し出す優れたツールであり
人間社会の恒常に大いに役立つのかもしれない
このようなAIによる恒常に達した社会は
勝者無き平穏の中で
AIを維持するための社会になるのかもしれません
それでも
人間は勝ちを目指し闘うのでしょう
どんぐりの背比べであろうがなかろうが
勝ちを目指して戦うのです
この戦いの中で
恒常が維持されてゆくのです