妄想と現実:自由運動を許さない妄想たち
妄想とはちがい
現実は
思い通りにならないことばかりである
妄想の素晴らしい処は
思い通りになるところであり
妄想は
思い通りにいかない現実から逃避をさせてくれる
安息の時を提供してくれる
この安息の中において
妄想が残す記憶と
思い通りにいかない現実が残す記憶が
交じり合い
妄想の中に現実が持ち込まれ
現実の中に妄想が持ち込まれたりする
実は
この交じり合いがあるから
現実は思い通りにい方にということになり
妄想は思い通りに進むという感覚を覚えるのであろう
片方ばかりでは
比較対象がないのからである
ところで
私は
思い通りに進む妄想が好きなのですけれど
妄想だけでは
腹が膨れないので困ってしまいます
やはり
妄想は現実ではないから仕方がないのある
それで
努力しなくても
腹を満たしてくれる現実を妄想したりすることになる
それを実現しようとすると
現実に妄想を注入しようと努力するのである
努力が報われなけれぼ
どうすれば報われるのかと妄想を繰り返す
こうすることで
しだいに
妄想にも現実が注入されてゆく
妄想がある限り
この現実と妄想の交じり合い
人には見えにくい戦いが繰り広げられてゆく
やがて
妄想が沸き上がらなくなる時が来る
そうなれば
この交じり合いは終わるのである
妄想の敗北と共に
闘いは終わるのである
現実が
妄想から解放される刹那である
そんな妄想から解放された現実においては
物質たちが自由運動を満喫するのである
生き物のいない地球において
繰り広げられる物質たちの饗宴である