妄想と現実:流れゆく雲が景色を変えてゆく
通勤の道々で見る景色は
日々変わっている
そして
その変化には
それぞれのペースがある
典型的には
遠く見える山の形は
毎日同じで
去年とも同じに見える
それに比べ
雲の形は
刻一刻と変化する
雲は自由だなあ
晴れてよし 曇りてもよし 富士の山
もとの姿は 変わらざりけり
山岡鉄舟
自由な雲が
どんと同じを装った富士山の景色を変えてゆく
くるくると目くるめく妄想が
現実の見え方を変えてゆく
今日は雪なのです
遠い富士山は見えもしない
それでも富士は
あそこらへんで
ドンと構えているのだろう
25年前
子供がまだ小さく
無事に学校を出さなければならないと思い
懸命に働いた
今思えば重荷であった
子供が自立するたびに
この重荷が軽くなった
「なんとかなるさ」
この言葉の意味が
どんどん明るくなってきた
流れゆく雲が景色を変えてゆく
そう思いながら
また
新しい25年を始めることにした