構造と恒常:構造の空間的時間的広がりについて
秩序が
時の流れの中で維持されているという不思議
秩序が
時の流れの中で散逸しないという不思議
この不思議を維持するための活動が
生命には組み込まれている
人間の心の中にも
そんな不思議を維持する仕組みが組み込まれている
欲望や喜怒哀楽はその例である
こうした仕組みが
機能しているうちは
秩序構造も安泰であるが
たとえば
灼熱の熱地獄が続いたり
雨天が続き太陽の光が届かない日が何か月も続けば
不思議を維持し続けることが出来なくなり
生命は危機に瀕することになる
こうした外因的なものだけでなく
水の中で呼吸が出来ないのに
深海の中にいることが心地よくなってしまってといった
外因的な仕組みの変化によっても
生命は危険に瀕することになる
さて
鉢植えの植物は
水を与えてくれる人間がいなくなれば枯れてしまう
鉢植えの植物にとって
この水やりという人間の行為は
構造の中に組み込まれているのである
しかし
人間は
鉢植えの植物ではない
人間は
四六時中
鉢植えの植物にかかわっているわけでもない
それでも
人間は
鉢植えの植物の秩序維持をするための構造の中に
組み込まれているのである
構造は
こうした空間的時間的広がりの中に存在する
今だけではない
ここだけでもない
そんな構造の広がりのなかで
私も何とか生きている