ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

服の仕立てのような進化論的適応


運動すると
筋肉痛が訪れる
心地よい痛みだ
居たまままれない痛みと違い
つらいにはつらいけれど
どこか柔らかみがある痛みだ


悪いことをすると叱られる
叱られ方にも
痛みと同様に
感じ方にもよるのだろう
いろいろな叱られ方がある
柔らかなお叱りもあれば
激しいお叱りもある


痛みも
お叱りも
調和へのいざないだ


快感も
お褒めの言葉も
調和へのいざないだ


自由への湧き上がる憧れの中で動き回っていても
周囲からの調和へのいざないが
やさしく自由を諭してくれる


このようにして熟成した調和に囲まれていると
よく仕立てられた服の着心地に似て
心地よい


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メモ


きちんと仕立てられた服は
着心地がよい


着心地が悪い服は
仕立てが悪いので
仕立て直したくなる


このように
着心地と仕立ての善し悪しは
循環論の関係にある


調和するということは
対峙する相互の存在間の関係であり
片方が変わると
もう一方も変わらないと調和しなくなる
このような相互補完的な関係にあるから
調和について論じると循環論に陥ってしまう


進化論が循環論に陥るのも
同じ理屈だ


適応は調和だ


自由に変化する内在が
周囲との調和により制限されているシステムにおいて
自由がもたらす変化が
他の存在の自由に働きかけ
変化を誘うのだろう
以前とは少しづつ異なる別の調和が醸し出される
そんな調和の変化の総体が進化ということだ


仕立てた服に合わせ
体型を整え
体型にあわて
服を仕立て直してゆく
このような自由度の中で
調和が薫り
様々な種類の調和が多様に進化してくる


太り続ける体型に合わせ
次々と服を仕立て直してゆくように
アンモナイトの殻の模様は
時代を経るに従い
どんどん複雑に枝分かれしてきたのだろう
定向進化だ


このように
体型と服の仕立てのような関係は
とても自然なことで
太古の昔から存在してきた
化石的で原始的な関係だ


自由が調和を乱す
この調和の乱れは
次の新しい調和が現れるまで続いてゆくのだろう
・・・自由が生む多様性の
   様々な組み合わせの中から
   新しい調和が固定化してゆくまで
   調和の乱れが続いてゆくのだろう


調和の乱れが続く限り
服は仕立て直さなければならず
進化は続いてゆくのだ

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