ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

秩序を食らうシステムの取捨選択


私が
私を認識している


自己認識だ


この認識により
私が増殖的に派生して
私の中でいろいろな私がどんどん増えてゆく


朝の私
昼の私
夜の私


様々な私が
私により複写され
私の中に積み重なる


積む場所に限度があるのか
私の中で積み重ねれられた私が
少しづつ忘れられてゆく


私の複写が増えながら
私の複写が捨てれる
そうしながら
私の複写の総和たる私のイデア
私による私のためも私のイデアが
ゆっくりとその姿を変えてゆく


認識という複写機が何を複写し
記憶装置がその中の何を残して残存させるのか


この課題の実践に
私の意思も
少しは関与できているだろうか


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メモ


人は食べ物を食うのみにはできておらず
秩序も食らう


食し
消化し
必要なものを再利用する


物質を口から食らい再利用する
そして
秩序を感覚器から食し再利用する


この意味で
意識は酵素系とよく似ている


両者とも
物質と秩序を
認識し取り込み再利用するシステムだ


選びながら
取り込むシステムだ


社会も同様だ
何かが選ばれ
何かが捨てられながら
秩序が維持されてゆく


私も
知らず知らずに
見聞きする中で
既存の秩序を消化して
私をつくる
そんな沢山の私の中から
さらに私を選び
あるいは私を捨てながら
私を変えながら維持しているようだ


見ざる言わざる聞かざる


意識を絶食してみると
意識の働きがわかることになる


働きの善し悪しがわかることになる

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