ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

存在理由の起源と存在理由への帰依


地球上の大気に
酸素がなかったら
今生きている動物たちは
進化してこなかった


生命が環境に適応してゆくのだから
環境が違えば結果は違ってくるのは当然で
環境に合わせて
いろいろな工夫をしながら生きている


そんな因果なのだろう
動物は他の生物に寄生しなければ
生き延びられないようにできている


ただ
寄生ばかりではない


互いに助け合ったりもしている


共生だ


有名なのは
掃除魚として知られるホンソメワケベラだ


大型魚の口の中に入り
食べ残しや寄生虫を食べるの小型の魚だ


恐ろしい顔のウツボの大きな口の中にも
怖がりもせず入り込み掃除をする


のほほんとした顔で
ホンソメワケベラがウツボの口の中に入ってゆく映像は
不思議でたまらい


ウツボにしてみれば
ホンソメワケベラは良い餌にもなるからだ


このような共生という不思議な関係が
共進化しながら維持されている


ウツボとホンソメワケベラの共生も
共進化の賜物だ


イソギンチャクとクマノミも同じだ


このような関係がより強固に顕われているのは身体だ


同一の身体を形成している部分同士の関係は
共生以上に共進化している


骨と筋肉は
互いがうまく機能しあうように
共進化してきた


ホルモンの分泌機関と
ホルモンの作用機関の関係も同様だ


内臓と運動器官も共進化してきたのだろう
消化する獲物を運動器官が捕獲する分業関係だ


そのなかで
こころも身体と共進化してきたのだろう


五感も同様だ


共進化の中で
他の存在が自らの存在理由となっている


私という意識の存在理由も
そんなところいらにあるのだろう


そんな共生関係にある存在を無視した意識は
自らの存在理由に背くということになるのであろう


意識は身体とともになければならない

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