原始
現実に起こっていいることを
繋ぎ止めながら言葉が発達した
そして
言葉が
現実に起こることを支配するように成長してきた

原始
帰納法的に観察される事象は
言葉の影響を受けていなかったが
言葉が人間を支配できるようになり
言葉が
帰納法的に観察できる事象を
コントロールするようになってきた
人の手を介して、、、

こうして
言葉が次々と権力を携え
言葉の世界に王が現れた

しかし
その王の権力は絶対ではなかった

この不完全な隙をつき
別の王が攻め入り
権力の座は争われ
次々と王が変遷した

その過程で
言葉はますます研ぎ澄まされ
やがて王の中の王が生まれ
神が現れた

しかし神も
完全ではなかった

今でも
王や神の言葉に従わない人間が
言葉が操る帰納法の世界を
乱し続けているのです

原因は
大きな因果律の流れが
事象から言葉へ流れているからです
その流れの力強さに比べると
まだまだ
言葉から事象に流れる因果律は未熟で
人の心に左右されるか弱い力です

それでもなお
言葉は
大きな因果律の流れに抗し続けているのです

それが言葉の生きる道だからでしょうか

言葉は果て無き「絶対精神」創造への道を
ひた走り
歴史を刻み続けています

構造の中を現象し
永遠不変を求めながら
流転し続けています

なぜかわからないのだけれど
ちょっと言葉を発してみると
なぜか世界を支配したくなるのです

言葉の魔力です