構造と恒常:構造に付従している能力たち
コウモリやイルカは
超音波を発信し
その超音波の反射を聞くことにより
暗闇の中の獲物や
濁った水の中の獲物の動きを把握し
これらを捕獲することが出来るという
私にはない能力である
こうした能力があれば
どんな様に世界が見えるのだろう
鳥たちは
地球の磁場を感じ取り
渡りをしているという
こうした能力があれば
どの様に方位を感じることが出来るのだろう
アメリカに留学すると
当初
堀の深い外国人の顔が皆同じように見えるのだけれど
次第に
微妙な違いを感じ取れるようになると聞いたことがある
数年後
日本に戻ると
日本人の凹凸のない顔が
皆同じように見えるというのだから
知覚というものは
絶対的なものではなく
柔軟性のあるものなのだろう
美しさを感じる能力も
こうした柔軟性の中に在るのだろう
正しさも
こうした柔軟性が在るのだろう
様々な能力が
それが付従している構造の恒常性維持に寄与している
構造にこのようにして寄与し没入している存在が
構造と共に時を超えてゆく
ここに
社会に貢献する企業が存続してゆく道理があり
能力を発揮する意義がある