存在と単位:歴史と踏襲し続けてゆくこと
歴史は長い
その島が
どの国に属するのかは
何時の時代を基準にするかで異なってくる
歴史は
存在の単位に影響を与え続けているのである
過去は
踏襲されるものらしい
踏襲されなければならないものらしい
そして
改革され
塗り替えられなければならないものらしい
こうした営みは
過去を踏襲する能力に基づくものである
生命は
大腸菌であれ
ウイルスであれ
過去を踏襲しながら生きている
こうした踏襲は
生活環境の踏襲があってこそ
実現している
生活環境が踏襲されなければ
生命の歴史の中でも見られたような大絶滅が
引き起こされるのである
命を踏襲する能力は
その命を育む環境を踏襲させる能力にも依拠している
こうした能力が
人間において
歴史を踏襲させる習慣となっているのだろう
こうした踏襲される現象が
一つ一つの存在の単位として存続している
踏襲される現象と
それを可能となる環境が
共存しながら存続しているのである
こうした環境は
様々な踏襲している現象の影響を
様々に受けている
単独で制御されていない領域である
様々な存在が
覇権を争う領域ということもできるだろう
こうした領域に
生命たちは
目を光らせている
雑草も
争うように
芽を伸ばし
より多くの光を享受しようとしている
覇権を得て
光を補足できる雑草が成長し
前世を踏襲してゆくのである
前例を踏襲するシステムは
そのシステムの周辺で覇権を争いながらではないと
前例を踏襲できなくなっているのである
環境への適応
これは
この覇権競争に勝つことである
この覇権競争には
大きく二つの戦略がある
敵対し続ける戦略と
共存する戦略である
敵対には
信念を曲げない強さが必要であり
共存には
信念を妥協する強さが必要になる
いずれにせよ
環境に適応するために
覇権を得る為に
周囲を認識し
周囲を動かす能力が求められる
感覚と運動能力が高さは
覇権への意思の表れだろう
流されてばかりではいられない
そんな事情が
感覚を進化させ
運動能力を進化させてきたのだろう
植物のような
独立栄養生物より
動物のような
従属栄養生物の方が
環境への依存が必要であり
より優れた感覚や運動能力を進化させてきた
こうした能力が進めば進むほどに
覇権を争う領域に
複雑な葛藤や調和がもたらされて来た
長い長い歴史の踏襲の産物である