ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

それなりをまっとうする


まっとうであることを望んでみる


ヘビがいて
カエルがいて
それぞれが
まっとうであろうとする
そして
ヘビは捕まえようと懸命になり
カエルは逃げようと懸命になる


この結末がどうなろうと
それぞれが
懸命にそれぞれをまっとうする


他の何ものになろうとするでもなく
それぞれをまっとうする


そうすることで成立してきた世界があり
これからも
同じような世界が続いてゆく


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メモ


世界の存続は
世界の片隅の出来事の総和としての出来事であり
片隅の出来事は
他の片隅の出来事と代替的関係にある
だから
片隅の出来事には失敗が許容されている


智慧を働かせると
失敗しても良いことは
片隅の出来事にしておいたほうがいい
そうズルく考えるようになる


カードをたくさん持つことの意義である


世界をたくさん持てば
失敗しても別の世界で代替えできる


ペットの猫が死ぬと悲しいから
別の猫を飼い
仮に死んだ猫がいても
他の猫で慰められる


カエルを逃がしてしまっても
別のカエルを見つければいい


沢山の世界を持つ側と
沢山の世界を待たれる側が生まれる


生物の繁栄の戦略として
確実に生きる能力を高め
より確実に育つ少ない子を産む戦略と
生き伸びる能力が劣っていても
たくさんの子を産み残してゆく戦略がある


ひとつの個体に代替可能な依存方法を多数集めてゆく戦略と
ひとつの個体を代替可能なものとして多数産出する戦略だ


いずれにしても代替性が高められる


選択肢は広いほうが生きやすい


沢山の会社を経営する人もいれば
沢山の会社を掛け持ちしながら働く人もいる


沢山苦労すれば
より確実に生きられよう


しかし
理屈の夢を見るのはたやすいが
実践には困難が伴う


それなりをまっとうする
じぶんらしく
それらしく
まっとうする
・・・それが気安い

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