ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

アルゴリズムの連鎖による動的存続


キャッチボールや
テニスのラリーは
うまくやれば
永遠に続けることができる
・・・むろんエネルギー補給が
   滞りなく行われての話ではある


送り手から受け手への
ボールの移動は
右から左
左から右へと
双方向に交互に行われる


このような相互に強調した
調和のとれた双方向のアルゴリズムは
動的秩序を未来に運ぶシステムだ


言葉が意味に変わり
意味が言葉に変わる
これも
調和のとれた双方向のアルゴリズムだ


このシステムにより
言葉は未来に送られる
エネルギーをシステムに送るのは人間だ



鋳型があり鋳造物に変わる
その鋳造物が元の鋳型の鋳型となり
元の鋳型が鋳造される
これも
双方向アルゴリズムのシステムだ
DNA複製の双方向アルゴリズムだ


うまく球を渡さなければ続かない
うまく球を受け取らなければ続かない
刺激が反応を呼び
その反応が次の刺激となる
アルゴリズムのスパイラルが
うまく続くと
永遠が少しづつ形になって
系譜として存続してゆく


ーーーー
メモ


たくさんの
双方向アルゴリズムが
並行して連鎖しながら動き
定常を動的に維持してゆく


生命のシステムは
素晴らしく調和のとれた
双方向アルゴリズムの束である


生きているということは
たくさんの
ボールを受け取り
たくさんの
ボールを投げ
それを受け止めて調和を保つことと
隠喩できよう


だから
未来に向けてたくさんボールを投げ続け
ボールをたくさん受け止めてもらいたいと
願うのだろう


きっと死ぬ間際まで
調和すべきボールを
人間の系譜の束に向けて
投げ続けてゆくのだろう



うまくキャッチボールができないと
そのゲームからは外される


外されたら
何かもっと違うゲームが待っているに違いない
そう思いながら
人間の系譜の束に向かい
さまざまな別のボールを
投げてゆく


むろん
受け取る側のことを考えた
それなりのボールを投げ続けなければ
還ってくるボールは
とても少なくなるのだろう

×

非ログインユーザーとして返信する