ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

現実の裏側にて


していること
したいこと
すべきこと


この3つの「こと」が
一致していると
思考は不要だ


この3つの「こと」に
不一致があり
それに気づくと
思考の出番となる


したいことは
本能的であり能動的だ
すべきことは
社会的で受動的だ


様々な起源をもつ情報が
実践される「していること」として採用されるべく
選択肢として提示されている


どれを採用し実践するのか


思考は
この採用試験の試験官だ


深く考える必要もない
 やりたいからやればいいし
 やれと言われたからやればいい
 そして
 嫌になったらやめればいい
そんな試験官もいるだろう


深く考えて選ぶのもよい
考えあぐねて
何もできない試験官もいるかもしれない


思考がなくても
思考があっても
現実は流れ
動いてゆく


していることを指向する思考
したいことを指向する思考
すべきことを指向する思考


様々な思考が束となり
現実の裏側で
時を超え
相互作用を繰り返す


その思考は
どこに向かっているのだろか?
この思考は
どこへ向かおうとしてるのだろうか?


夢の中で考える
現実の中にありながら
いつだって
夢の中で考える


この夢と現実の二重性の形成が
私を育ててきた
人類を育ててきた
そして
同時に
破壊をしてきた


葬られた夢は
いまもどこかに漂っているのだろう
ふと
思い出し胸を焦がす

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