空気や食べ物が無くなれば生きていけない

様々なものに依存して
初めて生きながらえていられる

だから
依存できていたものが
依存できないくなってくると
不安が広がる

生きていかなければいいだけの話なのだけれど
こんな話は大嫌いだから
不安が広がる

生きてゆくことは
そんな不安を乗り越えてゆくことだ

不安を見つけ
不安に寄り添い
不安を乗り越えて
その先にある不安を見つけに行かなければ
生きながらえてはゆけない

どんな不安とばかり付き合わされていると
バカバカしくなってしまうから
ときたま
幸せが訪ねてきてくれるのだろう

幸せに向き合うためには
まず不安を見つけて
その不安とうまく付き合うことなのだろう

幸せばかりでは
幸せの色が褪せてゆく
人生の色も褪せてゆく

不安を探すのだ
そして
不安の向こうに希望を見るのだ

不安があることに慣れ親しむ努力が
生きるということでもあるのだろう

不安にも動じない図太さが
不安に親しみ生きてきた証となってゆくのだろう