ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

根拠のない自己肯定感


蠅や蚊も
懸命に頑張って生き抜こうとしている


化石生物となってしまった三葉虫も
太古の世界で生きていた頃には
懸命に生き残ろうと
複眼を光らせ活動していたことだろう


根拠のない自己肯定感
この感覚を
きっと
蠅や蚊も持っているのだろう
三葉虫も持っていたのだろう


「私が生きていることは素晴らしい!」
この肯定感が
危機に陥るリスクをうまく避けながら
欲しいものに近づいてゆく活動を
背後から後押ししているのだろう


自己肯定感に根拠はない
しいてあげれば
生きる力である


生きる力が
生きる力を与えている


この循環論の中で
無意味に生きる力が
命の中を循環している


根拠に塗り固められた
自己否定感にさいなまれても
それを打ち破る自己肯定感があれば
懸命に生き続けることができる


根拠など求めていては
自己肯定感が肩身の狭い思いをする
根拠なき自己肯定感を
ただただ信じるのだ
信じる者が救われる


蠅や蚊も
そうやって生きている
人間にもできないはずはない


思考が発達して
自己否定が得意になっても
それ以上に
自己肯定を強くすればいいだけだ


理屈っぽい自己否定が育ってきても
根拠のない自己肯定感に
もっと光をあてて育めれば
それに越したことはない


理屈に負けてはいけない
根拠のない神仏や自己が
命を守るのだ

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