ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

「道程」を振り返る


昭和のころ
僕の前に道はなかった
だから
僕の後ろに道をつくれた
むしろ
道を創らざるを得なかったのかもしれない


だから
皆で一生懸命に道を創った
そうして
その路を整備して
より良い道に仕立ててきた


その甲斐あって
素晴らしい道がたくさんできた
そこを歩く人々よりも
立派な道になってきた
だから
そこを歩く人々は
道から外れそうになると
道から叱られるようになってきた


人が歩く道は
人よりも偉くなったのだ


道を直すのではなく
人を直さなければならないのだ


そのせいか
精神病院が増えてきた


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メモ


山の中には
道がなくても
地面がある


でこぼこで
藪が生えていたり
蛇がいたりする
そんな
地面がある


それでもそこは
歩ける場所だ


そこを
歩くか/歩かないか
決めるのは
わたしだ
時代に決めさせてはならない


道を外れたら
そういう地面を歩いて戻ればいい


道ばかりが
歩く場所ではないのだ


道ばかり歩いていては
つまらない


嫌なことがあり
楽しいことがあり
紆余曲折していなければ
凝り固まって
肩が凝り
腰が回らなくなり
何をしても
つまらなくなりそうだ

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