ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

能動的反応:支配する技術


多細胞生物の主体は個体であり
細胞は縁の下の力持ちで
あまり主体として見られることはない


このように
一般的に
支配が成立すると
支配する存在は際立ち
支配された存在は無いが如くに認識される


コップ一杯の水を飲み干すと
水はなくなくなり
飲まれた水は私の体の一部になり
私の身体が
私飲んだ水を支配するようになる


支配により
その辺にある物質が
役に立つ物質に生まれ変わるのだ


生命はこのような支配により
その辺の物質を役立つものに変え続けている


飲み込まれた水も
血液の溶媒として血管の中を流れろと言われれば
血管の中を流れ
糖を分解する加水分解の基質になれと言われれば
基質となりーHとーOHに分解される


水には様々な運命があり
運命の分岐点を彷徨いながら流れている


どのような水になるのかを
水は選べない


身体活動の一環として
そのあ支配下に置かれ
様々な場所で
様々に仕組まれながら
役立りながら流れている


生命の立場からすれば
水を支配下に置き
うまく利用しなければ生き残れないのだから
生きている限り
水をしっかり支配をつづけなければならない


より強く
より正確に水を支配を続ける仕組みを
生命は運んでいる


水ばかりではない
様々な役に立つ物質を集めては
それを支配下に置き
命の継続に役立てている


私も命である限り
様々な存在に対して
支配を仕掛けなければならない


支配を望むが
技術が足りず
支配を夢見ても叶わないこともままある


そんな時、悲しくなる


悲しいのが嫌いにできているから
技術を磨くことになる


そんなふうに
感情が私をうまく支配してくれているから
私は成長してきたし
これからも成長してゆくのでしょう


何かに支配されながら
何かを支配し続ける仕組みの中で
私は命を紡いでゆくのでしょう

×

非ログインユーザーとして返信する