接続と隔離:連なりたちの生命
人と人が
言葉で連なっている
アリとアリが
フェロモンで連なっている
手をつないだり
触覚を触れ合ったりするばかりが
連なりではない
細胞同士も
接触せずとも
ホルモンやオータコイドでつながっているし
神経系の統合により
離れ離れの右手と左手が
協調して動いてくれる
ムカデの足も
良くこんがらがらずに流れるように動いている
ゾウリムシの繊毛も
同じく
流れるように協調的に動いている
生体内で
近位接続
遠位接続が
様々な連なりが形成し
高度に協調した動きが実践できるようになっている
言葉による連なりも
生体内ほど高度ではないにしても
社会秩序を形成している
当たり前のことではなるが
都会の道路を見ていると
よくこれだけ多くの車が
事故も起こさず
流れているものだと
感心してしまう
これも
交通法規という言葉による連なりが
運転手全員に行き届いているからに相違ない
時間の流れの中で
動きならも
このような接続が維持され
存在の単位が維持されている
連なりを遮断するような外部を排除して
隔離された内部の中で
それぞれの連なりを懸命に持続し続けている