ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

能動的反応:お金を欲しくなるということ


原始時代の人間は
きっと
お金がなくても生きて行けた


お金が発達し
お金を使う楽を覚えた人間には
お金なしで生きるのは苦行になった


お金を欲しいと思うことは
お金で楽をできる社会を必要としているということで
一人では生きられないということでもある


仮にもっと良い社会があると思っていても
今の社会を懸命に否定しても
今の社会から逃げ出さずにいる理由が
このお金の便利さの魅力のためだ


私もお金を欲しがります


社会の一員として懸命にお金を欲しがります


お金の柵で囲われて
そこから逃げ出せないままに
精一杯
この社会の中で楽を集めたいと願っている


お金を集めるそのために
お金で囲われた柵の中で
苦労をたくさん重ねています


血管から運ばれる酸素と栄養がなくなると
死んでしまう細胞のように
お金で囲われた柵の中で
お金をたくさん集めては使っています


苦労ばかりでは悲しくなります
でも
楽ばかりでは
何も無くてつまらない


何もなく平穏に暮らしている豚舎の豚にはなりたくない
少しは原始的なイノシシのような野蛮な暮らしもしてみたい


でも
基本的な暮らしは
豚舎の豚のように守っていた欲しい


たくさんのお金で守ってほしい


だからやっぱり
たくさんたくさんお金を欲しい

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