予定と実践:自己循環を支える閉じたシステム
物語を読むと
人間の心を教えてもらえる
人間として備わっている心の機微を
掘り起こしてくれる
人間により描かれ
人間により良いものとして伝えたれた物語には
人間の心に通じる何かが盛り込まれている
こうした人間の心は
仮に言葉を交わせたとしても
他の動物には通じないところがあるだろう
人間ではないから
人間の心を有していないからである
人間の心を持つ
この閉じたシステムの中で
人間の物語が生まれ伝えられてゆく
民族の物語も
民族という閉じたシステムの中で
生まれ伝えられてゆく
正義も
こんな物語のように
閉じたシステムの中で機能している存在だろう
時に武力により
時に権力により
そのシステムの中で育まれてゆく正義
刑罰を伴う法律も
そんな正義を育む道具であり技術のひとつであろう
正義の鉄拳で正義が守られるところがある
そして
その正義の鉄拳の根拠が
鉄拳で守られるべき正義である
正義が
閉じたシステムの中で
目的となり
手段となる
ここに
正義の自己循環が形成される
こうした循環を維持するシステムが
人間の交流の中で維持されている
そして
この循環が
波となり
次から次へと異なる人間を伝わってゆくのである
正義は自己循環を繰り返しながら
人間の波に乗っているのである
物語も
正義も
人から人へと流れてゆく
その流れの中で
人間の心が揺れ動く
お金も
お金を使うためにお金を欲しがり
お金を得るためにお金を使うという
お金の自己循環させる閉じたシステムの中に在り
そのシステムの中で
人から人へ動いてゆく
その流れの中で
人間の心が揺れ動く
閉じたシステムの中の動きは
他の動物にはわからない
猫に小判ということになる
人間の心から離れれば
私も
お金から自由になれるということなのだろう
わたしは
渦の中にいる
お金や言葉や正義が渦巻く閉じたシステムの中に
私は私を放り込んでいる