ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

循環と遷移:能力を媒体とした循環


常識は
知識の中でも
普遍性が高く
信頼性も高い知識だ


お日様は東から昇るし
365日の周期で四季は移ろう


地球は球体で
太陽の周りをまわっている


こうした天体の常識に比べると
いわゆる世間の常識は
普遍性が低く
信頼性も低い知識だ


赤信号で車は止まるはずであるのは常識だが
赤信号を無視して交通事故を起こす輩が後を絶たない


しかし
赤信号で止まるのは常識であり続けなければ
交通社会はうまく回らない


このように
赤信号で停車は
目的を持った常識だ


常識でなくなれば
困る事態が生じるから
常識の地位を与えられている常識ということもできよう


天の常識には受動的常識で
人間のための常識は能動的常識だ


能力で維持されている常識が
能動的常識だ


赤信号は動物も守れば
動物にも恩恵があるであろうが
赤信号で停止する能力が
動物には備わっていないらしく
守ってもらえない


人間でも
(状況等によるのだろう)
守れない輩が現れてしまうことがあるのだから
能力で維持される能動的常識には
常識としての
普遍性や
信頼性に限度があるのは仕方がないことだ


能力に依拠した常識は
能力を媒体にして循環しているから
その媒体に瑕疵があれば
循環も滞るのは仕方がない


能力が上がれば
より信頼性も上がり
能力が下がれば
普遍性は低下する定めの中にある


この定めの中で
循環が遷移してゆく


コンピュータの能力が上がり
コンピュータを媒体とした循環は
その信頼性も上がり
普遍性も向上してきた


AIが常識を創造し
維持管理してゆくことになるのだろう_か


正義は
人を守ると同時に
人を責める武器である


正義は人間を媒体として
人間社会の循環を維持し続けてゆくのだろうが
AIがどこまで
この循環に入り込んでゆくだろう?

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