ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

 動的秩序は規則的反応の調和的集合体。ルアーは反応をもたらす物質の最適化の象徴。情報の流れの中で規則と調和が繰り返えされる。

富士山よりも大きな命


富士山に落ちた一滴の雨粒が
富士山の裾をほんの僅か削る
この結果
富士山の形が雨粒一つ分変化する


これを数式のようにあらわすと


(既存秩序)+(変化)=(新秩序)


ということになる



物理や化学は
(変化)の共通性に注目し
あらゆる秩序において成立する法則を見出そうと
努力を重ねる



しかし
(新秩序)の出現の因果律として
大きな影響があるのは
(変化)ではなく(既存秩序)である


さらに
(既存秩序)が

起こりうる(変化)を制限していることもあるのだから

(変化)の知識を活かすには
(既存秩序)を
しっかり把握する
あるいは
調整するなど
(既存秩序)に配慮することになる



地形もそうであるが
言語や
遺伝子や
道徳や法律などは

(既存秩序)だ


これらの(既存秩序)に訪れる
物理化学的法則として把握される変化は
富士山に落ちる雨粒のような

存在であるので

巨視的な変化をとらえるには
ち密すぎて
取るに足らない法則のようにも映ってしまう
それでも
一つ一つの雨粒を観察して
富士山の形状の変化を論じような面倒を
言葉や遺伝子について
論じてゆくと
膨大な分量の言葉が必要になる


この分量が
(既存秩序)の大きさならば
命の既存秩序は
富士山よりも
よっぽど大きなものなのだろう



ーーー
メモ


生命の秩序に訪れる
生命活動による(変化)は

大きな影響がある


同種間の個体にみられる相互作用は
きわめて大きな(変化)の連続だ


縄張りのなかに
それを犯すものが侵入すれば
のんびりくつろいでいられない


求愛ダンスに対する
相手の反応も
大きな(変化)だ


個体内の相互作用も強烈だ
痛いところがあったり
気分が変ったりで
行動が大きく影響を受ける


生命は
エネルギーを能動的に吸収しているので
(変化)を大きくできる
そしてそのエネルギーを
さらなる吸収のために消費してゆく



複雑なエネルギーの流れが
適材適所に配置された物質により
極めて秩序だって形成されている


このようにエネルギーが
激しく流転して続けている塊に
雨粒が落ちると
その雨粒の分だけ(変化)が訪れる
しかし
エネルギーの流れの中で
この物理科学的変化は
何もなかったかのように
はじき返される


雨粒による(変化)を受け止め続ける
富士山という(既存秩序)


雨粒による(変化)をはじき返し続ける
生命の(既存秩序)


前者はわずかにではあるが変わり続ける
後者は不変を維持する


物理的な刺激に対して
基本的秩序の普遍性がある命


この動的不変性の仕組みの存在が
命の価値を
富士山より大なものにしている


悠久の歴史の中で
山が生まれ
命が生まれる


失われたら戻らない命の営みが
富士山の傍らで
大きく渦巻いている



ありがとうございます


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