ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

適応至上主義という本末転倒



生存競争という言葉は
のんびり生きることを
否定しやすい言葉だ
少なくとも
あまり肯定はしてくれそうもない


今生きている生き物に比べ
カンブリア紀に生きていた生き物は
のんびりと暮らしていたのだろう


そんな中
せかせかと生きる生き物があらわれ
のんびり生きている生き物のえさを横取りしていった

あるいはのんびり生きている生き物を餌にしていった
・・・・・のかもしれない


「そんなことまでして生きたいのか?」


のんびりと生きていた生き物は
せかせか生きる生き物に
言いたかったに違いない


不器用にしか生きられない生き物に
罪はない
生きる資格がないわけでもない
ただただ
不器用だった


狡猾になれなかった
それは罪ではない
しかし
適応的ではなかった


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メモ


できるということと
よりよくできるということに違いがある


走ることができれば車ではあるが
よりかっこよくスムーズに力強く走る車のほうが
より良い車だ
環境にも良ければ今風に良い車だ


適応的であるや否かは
車であるや否かの問題ではなく
より良い車であるや否かの問題だ


豊かになると
ただ生きるだけでは当たり前になる


生きることよりも
よりよく生きることが大事に思えてみたりする


張りぼてのかっこいいばかりの車は動かない


本末転倒という言葉ある


基本を忘れ
適応することばかりに気を取られる様を
よく言い表す言葉である


基本に立ち戻り
やり直すと
適応にも磨きがかかるというものだろう

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