ガラケーを使っていたが
故障したのを機に
いよいよスマホを買った

せっかく馴染んだガラケーと
縁を切る寂しさと
新しいスマホとの出会いに
希望と不安を抱きながら
購入手続きを完了した

科学技術の進歩に伴い
様々な機械が生活に侵入してくる
このような侵入を受けるたびに
その機械の操作方法を学び
その機械を使い
馴染んでゆく

機械にあわせて
私を変えてゆく過程だ

新しいスマホを手に
見知らぬ機能に右往左往しながら
機械にあわせるために
私を鍛える
いくら鍛えても
私の頭脳にあるスマホの機能は
スマホの機能のほんのわずかな部分にとどまりそうだ

そう思った時
ふと
私は私の身体の機能をどれほど知っているのか？
こんな疑問が沸いてきた

私の身体には
私の知らない使ったことのない機能が
たくさんたくさん眠ているのではないだろうか？
とすれば
スマホごときに
こんなに夢中になっていじくっている場合ではなく
もっと自分に向き合うべきではないだろうか？
・・・・・
      ・・・・・
            ・・・・・
スマホに馴染めず嫌になり始めたがための言い訳だ

やらなければやらないことから逃げるために
なぜかうまい理屈を思い浮かべることができてしまう

今日はこの辺でスマホの勉強は終わりにするが
本当は
もうすこし
粘り強くスマホとお付き合いしてみる必要があるのだろう

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メモ

出会い
魅せられ
困難にぶつかると
横に流れる

だから
隣の芝生は青いし
隣のバラは美しい

忍耐が求められる遠因だ

フランスに結婚にまつわる
3つの格言がある

判断力の欠如で結婚する
忍耐力の欠如で離婚する
そして
記憶力の欠如で再婚する

出会い
魅せられ
困難にぶつかると
横に流れる

グローバル主義に飽きると
自国主義に流れるのも同じ理屈だろう
様々な局面で
判断力
忍耐力
記憶力が試されることになる

自然淘汰への積極的参加である

人間も生命の端くれであり
ご多分に漏れず
より良い方へ
よりましな方へと
試行錯誤をさすらうようにできているらしい

少しばかりの我慢と共に
さすらうようにできているらしい