記号の世界では
矛盾が議論できる

矛盾する偏見が併存できるから
議論ができる

矛盾が存続できるのが
思考世界であり
議論の世界だ

どちらの偏見が正しいのかを決めるのは
物質世界だ
論理や仮説
矛盾する偏見たちは衣服に過ぎない

身の丈に合った衣服を選び
その衣服にあった身の丈を希求しながら
連鎖反応を存続させている

矛盾はそんな反応たちの
素敵な宝飾品にもなっているだろう

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メモ

偏見により
物質世界が変更される

家は
住み良さなどの偏見の影響下にある
物質の総体だ

武器も
組織的動きも
偏見の影響下にある物質世界の存在だ

偏見の良否は
この物質世界において評価される

偏見の間の矛盾も
この物質世界において確かめられなければ
いつまでも
互いに正しい偏見のままだ
反対から見れば
互いに誤った偏見のままだ

物質世界に落とし込んで
確かめなければ
本当の結論は出ないのだけれど
物質世界ですべての白黒をつけるとなると
争いを
物質世界で行うことになる

争いは
記号世界に押し込めておいた方が
有難いことが沢山ある
だから
争いは
記号世界のなかで行われ
物質世界へは
決してはみ出さないような工夫が
様々施される
そして
記号世界がさも
物質世界をしのぐ素晴らしいものに
奉られることになる

机上の空論として
争いがあるほうが
物質世界で
争うよりとても平和だ

だからこそなのか、、、
机上の争いたちは
なによりも
興味を引く魅力的イシューを提供し続けている