ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

 動的秩序は規則的反応の調和的集合体。ルアーは反応をもたらす物質の最適化の象徴。情報の流れの中で規則と調和が繰り返えされる。

「目障り」という反応の彼方に

窓ガラスの汚れを掃除すると
窓から見える景色が一新する
私も新しくなったような錯覚を覚える


サングラスについた
視界の一部を曇らせる汚れも
きれいにふき取るとすっきりする


気がつかないうちに
目障りなものに囲まれてしまうことは
何も視界にかぎったことではない


何とは言わないが
目障りでなかったものが
突如、目障り極まりないものになったりする


「気の持ちよう」
恐ろしい言葉だ


窓ガラスの汚れなら
目障りになったら掃除すればよいのだけれど
掃除するにも腰が重くて放っておくことがある


せっかく
目障りなことに気がついても
何もしないと
ちりも積もれば山となるように
ささいな目障りが
大きな嫌悪へと蓄積してゆく


粗大ごみ
そう揶揄される事態がある


「気の持ちよう」
恐ろしい言葉だ


ーーーーーー
メモ


テレビコマーシャルのキャッチコピーに


   少し愛して
   長く愛して


というのがあった


生き物は
栄養を取り込み
古くなってゆく身体を
壊れないうちに分解して作り直している


修復をしながら生きながらえているのだ


目障りに気づくことは
この修復の第一段階だ


この重要な生命反応を
修復という反応へと連鎖させてゆかなければ
目障りは蓄積してゆくこととなる


わかっているのにやり始めない
わかっているのにやめられない


こんな生命反応もあるのだから
仕方ないという面もあり
お互い様のぬるま湯もよろしかろう


どうも
厳しいだけでも
優しいだけでも
よろしくなさそうだ


どこをどうしていいか
わからなくなってしまうことがあるのは
複雑な「気の持ちよう」のなせる業だろう


こんな時、旅をしたくなるのかもしれない


旅から帰るころ
やらずじまいの大掃除をしてみようか
そんな風に思えたら
しめたものだ


ありがとうございます



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