ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

空想の実体としての哲学・科学・心理学


思考には対象がある


今の感情であることも
今の感覚であることも
過去の感情や感覚であることもある
そして
未来への空想であったりする


空想を実現するために
手足を動かすことがある


手足を動かして実体を改変する


改変された実体が
改変に応じて感覚となり
再び思考の俎上に上る


実体の世界があり
感情・感覚の世界があり
思考の世界がある


実体を中心に思考する科学
感情や感覚を中心に思考する心理学
思考を中心に思考する哲学


どれもが関連しながら
表現を模索する


表現は空想の実体だ


言葉を交わし
図形を並べ
絵を描き
音楽を奏で
空想を交換し合う場が
実体の中で展開される


空想を促すように実体が改変され
実体を介しながら
空想がさらなる空想を産み
空想が膨らむ


知の世界は
このような空想の集積場だ


文字や図形や絵や音符が
空想の実体として形を残す


この残された形を
知覚し空想の翼を広げるために
この形の意味を学習しなければ
知の世界は広がらない


学習してもらわなければ
空想の世界は
未来へと引き継がれていくことはないだろう


思考は
実体と相互作用しなければ存続しない
そのために
空想と実体の関係を
上手く図る方策が思考されてゆく


実体が主導して変わる世界も
感情や感覚が主導して変わる世界も
思考が主導して変わる世界も存在してながら
世界は多様に変化を見せる
そのなかで
科学は科学の
心理学心理学の
哲学は哲学の表現を主導する

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