触媒と必然:多彩の触媒に翻弄される意義
同じ触媒を
たくさん集めると
まるで大きな一つの触媒であるかのように
大量の基質を
大量の反応物に変える機能を発揮する
同じ触媒がたくさん集める
言葉による
人間の同質化は
触媒をたくさん集めるのと
同じ効果を発揮する
言葉は複雑に規定できるので
複雑なことも
人間に大量生産させている
言葉が
たくさんの人間に触れ
たくさんの人間に受け入れられればられるほど
その言葉は権威を持ち
人間社会に大きな影響力を持つようになる
権威者も偉いのだろうが
権威者の言葉はもっと偉そうだ
権威者が息絶えようが
権威者の言葉は生き続け
影響力を発揮し続けるからだ
それ以上に
権威者から発せられる言葉は一つでも
その言葉を聞く側の人の中にある言葉は
その後の伝承を含め
無限に多数化してゆく
このような考えの中で
言葉の正当性や
言葉の正しさは
影響力の大きさと比例することになる
言葉に正当性を与える動機にも
様々なことが考えられるようになる
お金のこと
生活のこと
非難されること
攻撃されること
武力のこと
夢に見たこと
魅せれたこと
助けられたこと
守られていること
言葉は
様々な触媒作用を示す能力を持っている
その能力を広げれば広げるほどに
社会の複雑系としての性質があらわになってゆく
それでいて
秩序を描き出す
この複雑なものに秩序をもたらす能力こそ
人間の智慧なのだろうろう
モノクロームの権威の中を生きるのに
智慧はいらない
マルチプルな権威の中で生きてこそ
智慧は育つのだろう
だから
社会は人間をほんろうし続け
人間はどことで矛盾を愛し続けてゆくのだろう
なぜ
なぜ
なぜと矛盾を指摘しあいながら
人間は
智慧を育み続けてゆくのだろう