刺激と反応が凝集し局在が維持されている

言葉が発せられ
言葉が受け取られ局在が維持されている

異なる集団は
異なる言葉で
その局在が維持されている

労働者には労働者の言葉があり
資本家には資本家の言葉があり
企業者には企業者の言葉がある

武士には武士の言葉があり
商人には商人の言葉があり
農民には農民の言葉があり
職人には職人の言葉があり
それぞれの「らしさ」を維持している

同じ集団内では
言葉は融和的に反応することが多いが
異なる集団間では
必ずしも融和的な反応とは限らない

敵対的な反応すら起こり得る

この敵対的な反応が
刺激となり
より敵対的な反応を導き合うと
階級闘争の様な
集団間の闘争に発展する

言葉に対する反応が
人間を集団に導いたり
集団から排泄したりする

そして
集団間の闘争を導いたり
集団間の相互利他を導きもする

ウクライナにはウクライナの言葉があり
ロシアにはロシアの言葉がある

それぞれの神にそれぞれの言葉が渦巻き
それぞれの局在が形成されている

そして
男には男の言葉があり
女には女の言葉があり
それぞれの「らしさ」を維持している

言葉が行動を導き「らしさ」の外形をも形成する

肉体も
男の外形を形成し
あるいは
女の外形を形成する

言葉と肉体は
一致していれば闘争もないだろう

様々な集団から
様々な言葉の圧力を受け
様々な外形を着替えながら日常が過ぎてゆく

寄りかかる言葉を求めながら
日常が過ぎてゆく

電線に燕が２羽とまっている

互いにさえずりながら
またどこかへと飛び去った

何処へ行くのか
何をするのか
２羽の燕はきっとわかりあっているのだろう

分かり合っていない言ことが判明したのなら
どこかで軌道を修正し合うのだろう