ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

局在と遷移:手段と目的の共鳴による局在化


お金は目的ではなく手段ではあるが
無くてはならない大切な存在だ


だから
それを欲する


欲すると
お金は目的となる


お金は生きる手段であると同時に
生きてゆくための活動の目的となっている


こうして
活動の手段となり
活動の目的となったお金は
お金にまつわる活動としての局在の中心として君臨する


言語も
生きる目的ではないが
生きる手段として欠かせないもので
そのためにそれを学習する


学習すれば
言語は学習の目的となる


お金や言語を
手段として酷使するばかりではなく
それらを目的として守り大切にすることで
お金や言語が存在感を増している


警察や法律も
規律を守るための手段としてしてばかり存在していては
煙たいばかりだが
その恩恵を受け安全に暮らしている側面もあるから
敬意を払い
指導に従ったり順法精神が湧いてくる


武力で無理やり守らされる法律ではない
生き生きとした法律が
こうした
手段と目的の共鳴しているからこそであろう


「何のために法律を守るのか?」
と改めて問われた時
「法律だから守るのは当然だ」という考えが湧いてくるようならば
それは
法律を中心とした局在の中で
手段と目的の区別がごちゃ混ぜとなっているからだ


これは法律がしっかり機能してる状態だろう


これが
「殺されるから」と即答されるような状態ならば
法律は無力の下に庇護された
自律性の低い局在と評価しなければならないだろう


お金や
言語や
法律や
科学技術などから
便利さを享受している


便利であるということは
手段として選ばれ
目的として愛される


このような
手段と目的の共鳴の中で
局在が勃興し維持されながら
反応を連鎖させる自己組織化したシステムを維持している


生きることも
目的となり
手段となり
生命という局在の中で
その意義が循環している

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