ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

トリプルワールド1


放り込まれている現実の世界と
頭の中にある仮想現実の世界の
二つの世界の狭間で
感情や言葉が行き来を繰り返している


外の現実と
中の現実


この二つの世界を
同じにしようと
感覚や運動が行き来をしている


受動的に
相手に合わせようとすることもあり
能動的に
相手を変えようとすることもある


こうした狭間の出来事への興味なのだろう
理想と現実
真と偽
勝ちと負け
主と従
などなど
二つの世界の関係性を示す言葉が
たくさん生まれた


外の現実は
物質的な自然環境ばかりではなく
社会で共有された言葉の文化も存在する


出現順で考えると
自然環境がファーストワールド
意識世界がセカンドワールド
文化の世界がサードワールドということも言えよう


論争や戦争
妥協や契約
道徳や法律


様々な文化活動が
サードワールドを維持し修正しながら
時代を変遷してゆく


セカンドワールドは
自然の中に産み落とされ
サードワールドを覚えながら成長する


そして
自由と不自由を認知する


セカンドワールドにとっては
ファーストワールドも
サードワールドも
対峙する外部世界であり
能動と受動の対象であり
自由と不自由の源だ


ファーストワールドには主体はないけれど
セカンドワールドや
サードワールドには主体が成立している
この主体が
自由と不自由を醸しだす


主体は人間だけのものではないだろう


大腸菌にも
私の心筋細胞にも主体がある


主体はそれぞれに
不自由な規律を求め
時に
自由という破壊を求めながら
能動的な活動を惹起する

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