予定と実践:同時的協調と経時的協調
AがBとなり
BがCとなり
CがDとなり
DがAとなると
循環が出来る
この循環をGと命名すると
AもBもCもDも同じGということになる
Gの付従的存在として
AもBもCもDもカテゴリーに属すると言う訳である
右手と左足が協調して動くように
AとBとCとDは協調しているのである
前者は同時的協調というなら
後者は経時的協調ということになろう
言語世界でいえば
辞書に現されるような体系は
同時的協調に属するするもので
字引や学習や記憶と言った実践は
経時的協調に属するものである
同時的協調は
予定であり形而上の様なものであり
それに従い
経時的協調が形而下として機能しているのである
しかし
経時的協調が実践されなければ
同時的協調は維持されない
形而上は
その形而下が調和的に実践されなければ
遷移して別の循環としての形而上に入るか
崩壊してしまうのである
年を取り
自分の足がもつれるような事態に出会うことが増えて来た
私の身体という形而上が
足という形而下の性能低下により崩れ始めているのである
時間の経過の中で
同じ場所を循環することの困難さを痛感せざるをえない