ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定と実践:「制約の網」としての構造


私の命という「制約の網」にかかった水や有機物が
私の体内を循環している


こうした物質を支配することで
私は成立し
私という事物を一つの単位として
存在させている


窓際に咲くシクラメンも
「制約の網」を一つの単位として
個体を形成し
鉢の中にある土とは区画されている


鉢は
鉢として
人工的な「制約の網」をかぶせられ
一体物として存在している


土の粒子は
それぞれ
物理的性質としての「制約の網」に応じて
一粒一粒存在している


私の目は
こうした「制約の網」を意識しながら
物事を眺めているらしい


むしろ
こうした見方をしているので
「制約の網」を認識でいるのだろう


思考も
「認識の網」のなかで蠢いているのである


そして
思考の自由が
その「制約の網」を破り
再構築を図るのである

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