ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と反応:未来を待つ自己肯定感


自己肯定感は
未来肯定感により培われているところがある


「今が辛くても
 明るい未来がある」
というように
今の自分を肯定できなくても
自分を肯定することができる


まあ
自己肯定感があるから
未来の自分を信じられるともいえるだろう


いずれにせよ
自己肯定感にとって未来は大切だ


まだ見ぬ未来に
何が待っているのかを
誰もが
それぞれに
良くも悪くも想像できる


そして
良い未来になる様に
祈ったり
努力をしたりする


年をとり
衰えを感じる最中でも
未来に楽しみを見出す能力が
人間には備わっているらしい


若者のように
大志を抱く必要もなく
どうということのない日常の中に
明日はどうなってゆくのかがついつい気にかかり
それを観たくて明日を迎える


スポーツの試合は
どちらが勝つのかわからない状態であるから
目が離せない


それと同じように
興味を持ったものが
どうなるのか
その顛末が気にかかる


興味深い物事の顛末が
時間を重ねながら
未来へと続いている


明日は晴れるだろうか


今年の冬にはたくさんの雪が降るのだろうか?


なんということもないことが
どうでもよくないことのように
未来をつないでくれている


こんな風に
未来を待ち続けるように
私はできているらしい


こうした
未来を待つ気持ちが
自己肯定感の奥底に在るのだろう


私は
未来への顛末を見守るべき存在なのである

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