ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定調和のブログ記事

予定調和(ムラゴンブログ全体)
  • 言葉と意識:尊厳を生む予定調和

    「肉体疲労」という言葉は 疲れているわけではなく 筋肉痛があるわけでもないので 疲れていなくても「肉体疲労」と発語できる しかし 本物の「肉体疲労」では 疲れた感覚や 筋肉苦痛を伴い ひどい場合には 「肉体疲労」などと発語する発語する余裕もなくなる それに 「肉体疲労」という言葉を知らない外国人と... 続きをみる

  • 生命と反応:型の中を生きる

    死んでゆくときには 今よりも やりたいことを出来ないことよりも やるべきことを出来ないことに 心奪われてゆくのだろう 普段 当たり前に出来ていた 心臓の鼓動が やがて止まる やりたいということは 生きるということに対して それほど重要なことではないのかもしれない 型にはまった 呼吸や 心臓の鼓動が... 続きをみる

  • 局在と遷移:本質の散在的局在

    ワインの本質は ワインボトルの内側に封じ込められた液体にあるのか? そのワイボトルのラベルにあるのか? そのラベルが持つ歴史にあるのか? それとも 人間の味覚という太古から培われた機能にあるのか? これらのどこか一点にワインの本質があるのではない こられのものが本質に欠かせない部分とあり 散在して... 続きをみる

  • 道程の設え:自堕落

    あの人のスマホにできることが 私のスマホにはできない 仮に 私のスマホに その機能がついていたとしても 私はその機能を使いこなせるのだろうか 若いころ 8ビットのコンピュータをいじり いたずらに プログラム言語を覚えた それなりに 時代の先端に佇んでいる気がしていたからなのだろう コンピュータに手... 続きをみる

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  • 触媒と必然:協調を演出する触媒

    DNAは タンパク質のアミノ酸配列について 「かくあるべし」を誘導する触媒だ 同じセット触媒の中で インスリンのアミノ酸配列と インスリンリセプターのアミノ酸配列が 「かくあるべし」と規定されているので インスリンとそのリセプターは うまく結合できるようになっているらしい うまく結合しないような組... 続きをみる

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  • 触媒と必然:大きな流れの中の一工程

    空気を吸い 空気を吐く 食事を摂り 老廃物を排出する 言葉を聞き 言葉を話す 知識を学び 知識を教える 様々な存在を 環境から取り込み 様々な存在を 環境へと放出する 触媒は 特定な存在を取り込み それを 別の特定の存在として放出する 蓋然性を高くする要因だ 私の身体も このような意味で触媒だ 仕... 続きをみる

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  • 触媒と必然:意味や目的の在り処についての一考

    化学工場で行われる化学反応は 原料がすべて意図した化合物になるのではなく 意図していない不純物もたくさん生成されてくる そのあと 意図した化合物を 意図しない不純物から精製するのも 化学工場の大きな仕事だ 化学工場では 触媒を使い 原料の化学反応が 意図した化合物へと向かうように誘導し その合成の... 続きをみる

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  • 触媒と必然:観念という遠隔操作

    オスとメスが接触して 次世代命の誕生を迎える 普段は離れているオスとメスが 接触するように様々な工夫が施され 必然的であったかのように オスとメスが結ばれる 昆虫は フェロモンを放出し 異性をおびき寄せるたり 音を出して 異性を呼び寄せたりする 花々は 昆虫を誘い 花粉を別の花へと その昆虫に運ば... 続きをみる

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  • 予定と実践:正義に優しさを注入すること

    正義が 生き易さを封じ込めていることがある 正義が実践され 皆が生きやすくなれば ありがたいのだけれど 正義が 生き易さを封じ込めてしまうことがある 正義より 生き易さが大切ならば これは本末転倒な事態だ 逆に 生き易さより 正義が大切ならば これは当然の成り行きだ このような葛藤は 多数派の正義... 続きをみる

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  • 予定と実践:重ねられる会議の意味

    相手のあることは 相手次第で 結果が変わるから 容易に結果を予定できない 相手のあることでも 相手の予定を把握していると 結果を予定しやすくなく これで  敵を知り  己を知れば  百戦危うからず ということになる 人間は 同じ人間として 同じように感じ 同じように考える傾向があるので 相手の今後... 続きをみる

  • 自作因果律:時間の不特定性と実存について

    機械の中に用意されている因果律は 普遍的で抽象的な時間の中にある 「そう」したら「こう」なる この「そう」したらの時間も この「こう」なるの時間も 確定していない任意の時間であり 基本的にはいつでも構わない想定となっている このいつでもどこでもよいという普遍的な条件下で 機械には「こう」なる準備が... 続きをみる

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  • 自作因果律:「私らしさ」の因果律

    頭の中で繰り返す私の主張を隠し 当たり障りない言葉を発する 言わずに隠し置く本音を 私は 一日にどれくらいため込んでいるだろう 私はきっと ため込んだ本音をどこかに捨てている 知らぬ間に 捨て去り 当然に 私以外のだれもがそれを知らない だから 私が発した当たり障りのない言葉たちが 私のイメージに... 続きをみる

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  • 自作因果律:恩恵が膨らめる自作自演のバブル

    アリが一列になって行列する 脇に逸れ 隊列を乱す個体はいない まるで軍隊の行進のように 統制されている この行進のからくりには 道しるべフェロモンという物質が関与している このフェロモンを 先頭のアリが地面につけてゆく アリには このフェロモンが付着した場所を 歩く性質が備わっているため 先頭のア... 続きをみる

  • 現象持続:内側へと向かう信心

    現象は 安定した環境の中で 安定して持続する それぞれに 現象持続に適した環境があるのだから 環境が変わると安定した現象 が維持しがたくなることがある 「私」にも適した環境があり それが脅かされると 「私」はその脅威を取り除こうとする 例えば 船に侵入する水を掻き出したり 例えば 吹きすさむ嵐を ... 続きをみる

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  • 戦略的利他:弱い私

    弱肉強食の自然の厳しさ 一人山の中に取り残されたか弱い私 生き残れるから強く 生き残れないならば弱い だから 生き残りがたい時 ひ弱に感じる 弱い人に手を差し伸べたくなるのは 弱い時に手を差し伸べてもらいたらからなのだろう 様々な物語において 少しひ弱な主人公に心惹かれるのは 人間が 自分をひ弱だ... 続きをみる

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  • 再現競争:異常の察知によるシステム再現

    車を運転は 運転席に座り ハンドルを握り アクセルやブレーキを操作することで 実現できる しかし 車を動かすことは 車を運転するだけでは事足りない 燃料を入れなければならないし エンジンも整備されていなければ 車は動かない 「アクセルを踏めば  車が進む」 この原因と結果の間には 星の数ほどの技術... 続きをみる

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  • 多元論:多元的渦巻

    アンドロメダ星雲や 銀河系のように たくさんの星雲が宇宙にはあるという 宇宙は 星雲が存続しやすい環境にあるようだ 地球上には 生命が存続しやすい環境にある様で 多種多様な生き物が生存している しかし 同じ太陽系の惑星でありながら 火星や金星では 地球のように 生命が満ち溢れているようなことはない... 続きをみる

  • 多元論:断絶を連ねる対応関係

    「私は生身の身体で空を飛べない」 こんなふうに 飛ぶ能力が欠如していることには不満をもたないけれど 周りの人が皆で英語をしゃべっているにもかかわらず 自分だけ英語を喋れなければ 英語力の欠如を嘆くことになりそうだ 能力欠如に不満を持つか否かは 自律的に決定しているのではなく 周りの影響を大きく受け... 続きをみる

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  • 正誤判断:結果を早く見るということ

    人間以外の動物も 人間も ほぼ同じような分子で構成されている 元素レベルまで還元して比較すれば 動物ばかりではなく 植物でも 全く同じだ 素粒子レベルにまで還元して比較すれば 人間も 岩石も 全く同じ素粒子だ 同じ素材が 異なる流儀で動き回り 組み合わさることで 異なる物体が構成されている それぞ... 続きをみる

  • 同調圧力:日常への意思

    日常を基準にしているから 非日常は異常事態と認識することになる 異常事態には 二種類あって 好ましい異常事態と 好ましくない異常事態だ いくら好ましい異常事態であっても そのままの状態が続くような事態であれば それは好ましい日常へとかわってゆくのだけれど 維持する為に困難な事情があれば 元の日常へ... 続きをみる

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  • 同調圧力:帰納法的秩序の存続軌道

    同調し合うことで 秩序が成立し 義務を履行し合うことで 目標が達成される 主体の外に秩序がある場合において 秩序を維持するという目的のために 同調し合う義務がそれぞれの主体に発生している 義務の存在理由は秩序であり 秩序の存在理由は義務の誘導だ 義務の存在意義は秩序維持であり 秩序の存在は義務の正... 続きをみる

  • 同調圧力:システムは調和の渦である

    物質は 別の存在と重なり合わないところがある 地球は月や太陽と重ならないから存在しているし 私も 地球と一体ではないので 一瞬かもしれないが 地上からジャンプして飛び立つことができる 物質と物質の境界線は 磁力のプラスとプラスのように 反発し合うこともあれば 磁力のプラスとマイナスのように 引き付... 続きをみる

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  • 同調圧力:淘汰圧としての同調圧力

    身体には 同調圧力が働いている 心臓の細胞は 互いに同調し合いながら 息を合わせ 心臓全体を鼓動させている この同調が崩れたら 心臓は動くけれど 血液をうまく送り出せなくなる 意識と身体も同調している 疲れると眠くなるし やる気を出せば身体はしゃんとする ミトコンドリアの中では 酵素群が同調して ... 続きをみる

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  • 脱中心化:カップリングによる主体分散

    ただ放っていても 水は沸騰しない けれど コンロに水の入ったやかんをかけ熱すると 水はすぐに沸騰する コンロの火は発エネルギー反応で やかんの中の水の沸騰は吸エネルギー反応だ 吸エネルギー反応と 発エネルギー反応がカップリングすると 普段 あまり起こらない吸エネルギー反応を 意識的に起こすことがで... 続きをみる

  • 脱中心化:脱中心化による多様化

    同じものが沢山あると 同じものをひとまとめにして 同じ名前を付けて その名前で呼ぶことになっている 河原の石ころも 路傍の石ころも みんな同じ「石ころ」だ しかし 河原と路傍は 同じではないから 同じ石ころでも 河原の石ころと 路傍の石ころは違っている 言葉の世界は 同じと違うをうまく組み合わせ動... 続きをみる

  • 持続性:持続性をもたらす技術たち

    蛇を見ると そこから逃げたくなる 「蛇は怖い」という文字や知識が頭によぎる前に そこから逃げたくなる 虎が威嚇の声をあげこちらを見ていても 同じように そこから逃げたくなる 知識として「虎は怖い」と知っている以前の問題で 感覚的に危険を察知する このように 教わることなく備わった反応により 人間も... 続きをみる

  • 持続性:部品化戦略の踏襲

    狩りや恋 様々な行動により 生命は環境に適応し その生を循環させてる 単純に一言で 狩りだとか恋とか言っても 実際の過程を眺めると 実に様々な行程を経て行われており そのそれぞれの行程も 様々な適応戦略の上に成り立っている 適応戦略は 成功するために幾重にも練られた戦略であり それでも必ずしも成功... 続きをみる

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  • 持続性:生命や夢と表現される秩序の渦

    地球上の生命種の多くは 絶滅してきた 化石生物の代表である 三葉虫やアンモナイトは 今は生きていない 誕生と死を 何千万年 何億年と 繰り返してきた生命も その繰り返しができなくなると 消滅してしまう 存在するには 生存を繰り返さなければならない 夢も 追いているから 夢であり続けるように 命も ... 続きをみる

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  • 持続性:遡及技術の自然選択

    環境に適応する形質が 自然選択される これは 過去の状態に遡及する技術が磨かれるほど 過去の状況が未来に存続する結果である 細胞周期は M期から G1期、S期、G2期を経て 再びM期に戻るのだが 再び それぞれの周期の断面に戻るために それぞれの時期に それぞれ決まった活動がなされている 来られ野... 続きをみる

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  • 持続性:魅力を遡及し続ける努力

    再び同じ体験をしたいと感じることがある 秀でた観光地や美術品には 人を引き付ける魅力を持っている そんな魅力に引き付けられると 再び同じ体験をしたいと感じ そこへ戻ろうと様々な努力を重ねることになる 観光地や美術品を今のまま保存しようとする努力や 再びその体験をするために 時間やお金を確保する努力... 続きをみる

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  • 円環創生因果:自由と不自由

    水は 低温にさらされると氷になり 高温にさらされると水蒸気になる 氷でいるのか 水でいるのか 水蒸気でいるのかは 水の自由だ 自然の中で 水は自由気ままに 氷でいたり 海水でいたり 淡水でいたり 水蒸気でいたりする そんな自由気ままな水が 人間にとらえられると 時として無理やり 氷にされたり 水蒸... 続きをみる

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  • 円環創生因果:誘導される現象たち

    信号機により 交通が制御されている 停電などで信号機が働かない時には 交通事故が起こらないように お巡りさんが誘導して 車や人の安全を確保することになっている すいていて 滅多に車や人が通らない交差点では お巡りさんの誘導が無くても 交通事故の心配は少ないけれど 交通量の多い交差点では お巡りさん... 続きをみる

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  • 円環創生因果:自然選択と円環的循環内の共進化関係

    円環的循環が予定されていると その循環を担う個々の現象は 予定されたとおりに機能しなければならなならない その円環が消滅してしまうからだ 生きながらえるために 水を飲み 食物を探し それを食らうのも 生体内の円環的循環を保つ重要な現象だ 生殖の相手を探すことも 種としての円環を未来に存続させてゆく... 続きをみる

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  • 円環創生因果:時間と秩序

    同じことを繰り返していると 時間が 空間に円環を描きながら循環しているようにも見える 時間が流れながら その場所に留まっているかのように振舞っているということだ そう考えると 時間を引き留められない存在は 未来へと拡散し 時間を引き留めている存在から見ると 急速にどこかの遠くへ遠ざかってゆくという... 続きをみる

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  • 円環創生因:予定された軌道の一環として

    不具合を除去することにより出来上がる円環のなかで 予定調和世界が恒常的流転を繰り返す この機械的合目的性の中で 円環を乱す部分の存在が 円環の完成を阻害し 円環の予定軌道から外れ 元の軌道に戻ることができないと 円環を乱す存在は 恒常的流転の一環として 未来に姿を顕すことは無い ドビュッシーが残し... 続きをみる

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  • 円環創生因果:自由の制限により予定された円環たち

    地球の表面を循環している水の流れのように 自然に流れている円環もあれば 機械のように 明確な意図の中で循環している円環もある 水は さも予定されているかのように 地上から蒸発し 雲となり 雨となり 地上に戻る しかし意図があり 能動的に 蒸発する訳でもなく 雨となり降り落ちている訳ではない 水たち... 続きをみる

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  • 円環創生因果:還元的思考と統合的思考

    研究室では 多細胞生物の細胞を取り出し培養している うまく培養しなければ 取り出された細胞はすぐに死んでしまう そんな壊れやすい細胞たちを 多細胞生物の身体は とても上手に培養しているので 細胞としては 身体から取り出されずいた方が安泰だ 身体の中では 他の細胞の恩恵をたくさん受け 安泰に過ごせる... 続きをみる

  • 対応世界:未来への無謀な投げかけ

    夢を描き それを実現しようと努力すると 現実が改変されてゆく そして その改変された現実を 夢が取り込み さらなる夢に反映してゆく 現実に阻まれ 夢が委縮することもあるだろうし 夢が実現し もっと大きな夢を描くことがある 夢と現実が キャッチボールをしながら 時を超えてゆく 法と現実も キャッチボ... 続きをみる

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  • 自己機械化現象:義務の趨勢

    自己機械化現象は 自己に義務を課しながら進行している この義務の課し方に 気圧のような強弱があり 強い義務に弱い義務が押しやられたりしている 私が私であろうとする義務にも 多様な種類の義務があり 食欲や性欲排泄欲に導かれる 自己の身体維持のための義務や 名誉欲や金銭欲ねたみ嫉妬正義に導かれる 社会... 続きをみる

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  • 恒常的状態:個人主義の虜たち

    どこかに慢心があるのだろう 時代から取り残されてゆく ウサギとカメの物語のウサギのように 満足して 立ち止まり 時代遅れになってしまっている 終わりのない旅は続いて行くのに 満足して立ち止まり 幸せを満喫する 春爛漫の慢心を味わうことは 罪なのだろうか? * 猿人や原人を凌駕して 現代人が栄えてい... 続きをみる

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  • 能動的反応:人生と鎮魂歌

    子供のころ 思うようにならないのは 自分が子供だからで 自分も大人になったなら 思うようになると感じていた 大人は 不平を言わず 何でもわかっているかのように振舞っていたからだ でも 大人になって 大人になっても思うようにならないものだいうことが分かった 大人が 不平を言わず 何でもわかっているか... 続きをみる

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  • 能動的反応:正しさの起源としての意図

    物理現象は いつも「正しく」起こっている 人間から見て「正しくない」と思う物理現象も 現実に起こっているのだから正しいのであり 「正しくない」と思う人間が間違っている このように 物理現象は何時だって正しくて 何時だって間違いがないので 「正しい」も「間違い」もない、といった方が 正しいかもしれな... 続きをみる

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  • 能動的反応:喜びと悲しみと世間様

    雨が降って ついてないと思うこともあれば ラッキーと思うこともある 何事が起きても 誰かが喜び 別の誰かが不満を持つ その中で喜びと悲しみの相場が動いている この相場の中で 誰もが最良の結果を待ち望むのだけれど 何処かしこ足りないところが現れる 雨が降った時と同じように 誰かが何かをすると 「素晴... 続きをみる

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  • 能動的反応:恵みを乞う

    周りの人の行いに応じて 自分の生き易さが変わってしまうから お他人さまは おてんとうさまや 水といった 自然の恵みと同じように大切だ むしろ 社会が発展するに従い おてんとうさまや 水よりも お他人さまの行いの方が 重要になってきた気配がしている 冷害や水不足で米が不作でも 外国から 食料を輸入す... 続きをみる

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  • 能動的反応:種族主義の壁

    山沿いの道では しばしば野生動物が車の事故に巻き込まれるらしく 野生動物に注意を促す標識が設置されている この頃増えて来たシカにぶつかり 車を大きく壊したはなしをよく聞くようになった オーストラリアでは 車がよくカンガルーにぶつかってしまうという こうした事故から車を守るために カンガルーバーを車... 続きをみる

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  • 能動的反応:原則と例外

    鳥と人間の間に 能力の格差がある 鳥と魚の間にも 能力の格差がある 人間と大腸菌の間にも 能力の格差がある 魚と植物の間にも 能力の格差がある 生命は それぞれの生存戦略に応じて それぞれの能力を高めながら保持している 蟻にもたくさんの種類があり それぞれの住む場所に応じて それぞれの場所に応じた... 続きをみる

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  • 能動的反応:実体と情報

    「地球」という文字は地球そのものにはなれない このように 情報と実体は別物ではあるけれど 「地球」という文字は地球を表現し続けているので 「地球」という文字は地球そのもののようなふりをしている このような 「地球」という文字が地球であるという形式が あらゆる文字と実体を同一視させ 言語世界が実体世... 続きをみる

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  • 能動的反応:言葉と反応

    言葉の 形と音と意味は反応で結ばれている 人間の能動的反応がなくなれば 言葉の 形と音と意味は バラバラに散らばって 秩序ある世界から 無秩序へと 創られて来た系譜としての言語世界が崩壊してゆく 同じように 細胞を低温に晒し 酵素を失活させ 化学反応をストップさせると 細胞の秩序は失われ 維持され... 続きをみる

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  • 能動的反応:支配のSDGs

    身体がこわばると 思うように動けなくなる 関節が硬くなると スムーズに動けなくなり すぐに疲れてしまう こわばったり 硬くなるのは身体であり そう思ったり 疲れたと感じるのは意識の役割だ 身体が 意識に不調を知らせているということなのだろう うがった見方をすれば   身体が思うように動いているうち... 続きをみる

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  • 能動的反応:円環的環境整備

    血管の細胞が痛むと そこから血液が漏れだし 炎症を引き起こし 周囲に壊死をもたらし命にかかわることとなる このように 血管の細胞は 酸素と栄養を体の隅々に供給する血管網として 縁の下の力持ちの役割を果たしている 血管の細胞は ほんの一例で 多細胞細胞を構成するすべての細胞は 身体全体のシステムから... 続きをみる

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  • 能動的反応:自己ラベリング

    自分に レッテルを貼ることにより 自分がやるべきことと やらなくていいことを区別したりしている 子供のころ 遊びの中で 「俺は男だから、そんなことはできない」 「わたしは女だから、そんなことしできないの」 「男の子なんだから、これやってよ」 「女の子なんだから、こうしてよ」 そんな言葉を口にした ... 続きをみる

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  • 能動的反応:生き易さ

    去るも地獄 残るも地獄 そんな状況には陥りたくない それでも あちらを立てればこちらが立たず こちらを立てればあちらが立たず という状況が世間に溢れているので どこかで 去るも地獄 残るも地獄 というようなことになってしまう だから 地獄もそれなりに過ごしやすいと ありがたい そんなふうに あちら... 続きをみる

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  • 能動的反応:異性愛者と同性愛者

    ある目標を達成するために 様々な実践を重ねてゆく必要がある そんな状況の中で 必要なことを実践できないと 「障害がある」と評価されることになる エベレスト登頂という目標達成のためには 足腰の強さだけではなく 薄い空気にも対応する力が必要だ 薄い空気に対応する能力がなければ エベレスト登頂においては... 続きをみる

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  • 明日に備える今日

    我欲が満たされず悶々と過ごすことがある 過去のことも 未来のことも考えなければ 贅肉のような我欲も少しは小さくなるのだろう ジグソーパズルに夢中になったり ウォーキングやランニングに夢中になっている時は 余計な我欲がそぎ落とされて 快適な時間を過ごしていられる 今、目の前のことに集中し それとは無... 続きをみる

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  • 幸辛の波間にて

    「何事もほどほどに」ということがある 「隣の人と手をつなぎなさい」 このように命令されて うれしい時もあれば かなしい時もある 「明日もその人と手をつなぎなさい」 このように、さらに命令が付け加わり 翌日までの一日を 幸せに過ごす日もあれば 憂鬱に過ごす日もある 何か楽しい予定があるということは ... 続きをみる

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  • 命のレシピ

    生命は 地球上に存在する物質を 自らを構成する素材として 実に見事に使いこなしている この使いこなす技術は 素晴らしすぎて 何が素晴らしいのかを 絵にもかけない たとえば 道端を歩いているアリを潰すと そのアリは素材の塊に成り下がり 動く機能を失う アリも 地上にある物質を素材として 実に見事に使... 続きをみる

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  • 未来へ続く記録たち

    ウサギが木の根っこにぶつかり転ぶのを待ち続ける そんな「待ちぼうけ」の物語ではないけれど うまくいったことの記憶が 同じことを繰り返させる 「また、うまくいかないか」と期待しながら というよりもむしろ 「また、うまくいく」と信じて 同じことを繰り返す 同じことを繰り返し さらにまた、うまくいけば ... 続きをみる

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  • 会話の進化

    言葉は言うまでもなく 優れたコミュニケーションツールだ 人間が生命である以上 人間が操るこのコミュニケーションツールも 40億年の生命進化の過程で 発達してきた 単細胞生物の時代に 細胞同士で会話する技術が発達しなければ 多細胞生物が出現することは無かったろうし 多細胞生物の間で会話する技術が発達... 続きをみる

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  • 自由と脱自由

    言葉の世界は 現実の世界との整合性を無視すれば 世界を もっともっと自由に描くことができる 伝説の生き物は 現実にいても、いなくても 言葉の世界にはどちらでも良い それでこそ 言葉の世界の自由であり 現実にいる動物に似ているようでは 自由も途半ばだ 「現実にないものは  言葉にしてはならない」 な... 続きをみる

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  • 反応という現象

    反応は 元の存在と反応後の存在の関係としての存在であり 反応の場は 原因から結果を導く因果律の実践の場である 歯車が次の歯車を動かすように 反応が 次の反応を引き起こしながら 反応の場の連帯が 反応を共役させ より大きな因果律を特異的に再現するシステムが形成されている このような 能動的に形成され... 続きをみる

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  • 浮遊から習慣への目的の進化あるいは昇華

    逆は必ずしも真ならず お風呂に入れば気持ちよい が 気持ち良いのはお風呂に入ったからとは限らない 「気持ち良い」という結果に至る道は 沢山ある 仮に 今、気持ち良い状態にあるとすれば すでに 「気持ち良い」という結果を得ている状態であり お風呂に入り「気持ち良い」を導く必要もないかもしれない お風... 続きをみる

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  • トリプルワールド88

    あるべき姿を 懸命に演じていると そのあるべき姿を主宰している世界が駆動し その世界に参加している存在に 恩恵をもたらす こんなな世界に自分も参加して 世界から恩恵をあずかろうと 懸命にあるべき姿を追求する このような好循環により 約束の大地が形成されてゆく 約束された自分のあるべき姿を 懸命に演... 続きをみる

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  • トリプルワールド86

    宝塚歌劇団の公演は華やかだ 競い合い 鍛え上げ 助け合い 舞台が成立している 一つ一つの世界が鍛え上げられ 大きな世界へと統合されてゆく ひとりひとりの人が それぞれの世界を持ち 集まり それぞれの世界とは独立した 大きな世界を築いているのだ この大きな世界の中で トップスターが輝いている 我が家... 続きをみる

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  • トリプルワールド73

    身体の内部と 身体の外部を 特定の物質の密度ではなく 反応の関連性の密度で思考として分離できる イナゴをたくさん採って それを袋の詰めて塊にしても 密度は高まっても ひとつの身体にはならない 物質がただ隣り合っても 物質間できちんとした反応が起こらなければ 生命活動としては 互いに独立しているから... 続きをみる

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  • トリプルワールド72

    反応を積み重ねながら 過去が未来へ変換されてゆく このような変換が連なって循環していると 過去は未来において再現され この循環が螺旋を描きながら未来へと保持されてゆく この循環にとって この循環を促す過去は良い過去であり この循環を阻害する過去は悪しき過去である 良い過去に存在した反応は 良い反応... 続きをみる

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  • トリプルワールド70

    反応は 動きであり 物質そのものではない ゴルフボールの放物線や 地球の公転軌道のように 物質そのものではなく 物質の動きだ このような動きのベクトルは 物質が存在しない場所に まず仮想の線が描かれ その線に沿って 物質が追いかけてゆくという世界認識だ 観念も このようなベクトルのように 物質その... 続きをみる

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  • トリプルワールド68

    生き物の身体の中には その生き物が生まれもって備えている刺激と反応が ぎっしり詰まっている この刺激と反応の循環の中で 細胞同士が助け合い それぞれの活動を持続している だから このように暮らしている細胞を 体外に取り出すと その細胞は 他の細胞の助けを得られず 死滅してしまう 多細胞生物の細胞た... 続きをみる

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  • トリプルワールド52

    椅子を見ると 座りたくなる 座る必要のない時は 椅子を見ても 景色の一部であり 椅子があることに気付かないこともある 椅子の足が抜け落ちそうでガタガタしていても 椅子に座る必要もなければ 直しはしないが 椅子に座りたければ 椅子の足が外れないようにはめ直したりする 椅子と同じように 言葉も 右から... 続きをみる

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  • トリプルワールド26

    同じ映画でも 映画フィルムや VHS方式やベータ方式のテープ レーザーデスクや メモリースティックに入っていたりする 同じメディアでも その媒体は様々だ どの媒体であれ その媒体に呼応したシステムがあれば 元の映画が再現されてくるから 同じ映画が入った違う媒体は 同じものと言えば同じものであり 違... 続きをみる

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  • トリプルワールド22

    天候の乱れがない世界の方が より制御された 素晴らしい世界と評価されるのかもしれない そうなれば 程よい降水があり 川の水の流れは常に一定で 洪水もおこならないし 風も穏やかで 屋根が突風で吹き飛ばされることもない 低気圧や高気圧を制御でき 能動的に恒常性を高めれば そんな世界を創造できるかもしれ... 続きをみる

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  • トリプルワールド20

    ミドリムシは 光の強い方向へ泳いでゆき 光合成を活発に行い より多くのエネルギーを蓄積できるように 外部環境に応じて反応できるよう工夫されている 細菌も ガラクトースの多い場所では それを分解する酵素をたくさん産生し より多くのエネルギーを利用できるように 外部環境に応じて反応できるよう工夫されて... 続きをみる

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  • トリプルワールド19

    受精卵が分裂を繰り返し 徐々に複雑な体ができてゆく その過程で 発生途上の胚の手は ドラえもんのような手で 指が別れていない 5本指の場合 4つの指の谷間あたる部分にある細胞が 次々と死んでゆき 指が形成される 生きてゆくべき細胞と 死んでゆくべき細胞が 発生途上で色分けされ その色分けに従い 自... 続きをみる

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  • トリプルワールド8

    叱られないはど賢いという考えがある 叱られないようにするにはどうすればよいのかを きっちりと覚え それを実践すると叱られない、、、はずである 言い換えれば どうするればうまくいくのかを 事前に知り これを実施するとうまくやっていけるということになる 生命は どうすれば生きてゆけるのかを 事前に知り... 続きをみる

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  • トリプルワールド2

    太陽の光が 地球の表面を温め 水蒸気を発生させたり 陽の当たる場所と 陽の当たらない場所に温度差をもたらしたりする 温度差は風を呼び 水蒸気はやがて雨となり 地表に降り注ぐ 太陽の光は 気候を動かしているエネルギー源だ 台風や大雨も 太陽の光がもたらしている 太陽の光が強すぎれば 大地は干からび ... 続きをみる

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  • トリプルワールド1

    放り込まれている現実の世界と 頭の中にある仮想現実の世界の 二つの世界の狭間で 感情や言葉が行き来を繰り返している 外の現実と 中の現実 この二つの世界を 同じにしようと 感覚や運動が行き来をしている 受動的に 相手に合わせようとすることもあり 能動的に 相手を変えようとすることもある こうした狭... 続きをみる

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  • 主観と客観

    主観のあるじが 主観世界の中心にずっしりと腰を落ち着け 理想と正義を語っている あるじは 常にこの世界の中心に 自分が存在するために活動している そして見事に 主観世界の中心に君臨している 主観による主観のための主観の活動 この主観の循環のなかで 主観世界が躍動している こんな純粋主観世界が 上手... 続きをみる

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  • 踏襲のなかの息吹

    雨が降ると 川が流れ 獣が歩けば けもの道が出来上がる 人の道も 先人たちの歩みにより 踏み固められているのだろう 踏み固められたその道を 列になって黙々と歩く その道から外れると 「大変なことになる」と教わり その道から外れると 「大変なことになる」と 後ろの人に言い聞かせながら 前の人の後姿を... 続きをみる

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  • 順位制による忖度と共存

    ニワトリの社会には ツツキの順位というのがある 順位の高いニワトリは いつもツツキ役で 順位の低いニワトリは いつもツツカレ役だ ツツキは 追い出すほど攻撃的ではない だから ツツカレとても 遠くまでは逃げ出しはしない 大枠としての友好的な関係の中で ツツキとツツカレが行われている ツツカレの側は... 続きをみる

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  • 言葉が創る巣箱

    社会性動物 例えば ある種のアリやハチが 大きな巣を作り 大勢で暮らしている そこに所属する個体は それぞれの役割で巣作りに参加して 巣を維持するために働いている 例えば ハチは巣の材料を運び それで巣の修復をし アリは土を掘り 土を巣の外へと運び出したりしている 直接的な巣作りばかりではない 餌... 続きをみる

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  • 腸と私の共同幻想

    盲腸か直腸で炎症が起こり 腹痛で入院した 点滴を受けながら 私の腸は私であっても私ではないと つくづく思わされた 私のなかに 腸という私ではない生き物が住んでいて 痛みを通じて 私に苦しいと訴えているようだ 多細胞生物の 臓器間のつながりが 神経を通じて連絡し合い このような感覚をもたらしている ... 続きをみる

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  • 似たもの同士

    やられたらやり返す それを繰り返していると 結果として 互いに同じことをするようになる いいことをやられたら いいことをやり返し 悪いことをやられたら 悪いことをやり返す そうして いいところも 悪いところも お互いさまに よく似てくる やられたらやり返す その奥底にある思考も 互いに分かり合える... 続きをみる

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  • 叶わない永遠への憧れを賛美する

    永遠を求める心がある 反面 怠けたい心もある これら二つの心は 裏と表かもしれない 化石には 何の努力もしないまま 半永久的に保存され続ける しかし 心がない 永遠を求める心もないままに 半永久的に形を残し 何もせずに怠けていても 怠けたい心は満たされない 化石になれば 喜びも悲しみもないだろう ... 続きをみる

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  • 廃屋の庭にて

    雑草は自由競争の勝者であり 力強く根を張っている 美しい花を咲かせる観賞用植物や おいしい野菜は 人間に選択されていて 自然に選択されたものではないから どこか弱弱しいのだけれど 人間の威を借りて 雑草を見下しているかのように育ってゆく 英才教育のエリートのような運命だ 人間それぞれに皆 様々な才... 続きをみる

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  • 法律を口にするということ

    たいていの人は ルールが好きだ ルールにもいろいろあるけれど 他人を縛るルールが大好きだ だから ルールを覚え それを口にする 自分を縛るルールは 口にする必要はない ただ 声に出さずに 自問自答すればいい でも そんなルールはあまり好きではない やはり 口に出すルールが大好きだ 口にしなくても文... 続きをみる

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  • 意見が対立するという幸せ

    同じものを見ても 見る人により異なる意味が生まれる 誤解と評される類のこともあれば それぞれの人の背景により生まれる違いもある 同じ夕空を見ても 明日は晴れそうだと思う人もいれば 明日は雨が降りそうだと思う人もいる 同じ行為や発言を見聞きしても 好ましく思う人もいれば 迷惑に思う人もいる このよう... 続きをみる

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  • 共進化という適応と組織化

    都合の悪い情報は 排除される コロナウイルスの駆除も この情報排除の一種だ 都合の悪い情報が蔓延しては調子が悪い 思想統制 民族弾圧 宗教戦争 優勢思想 様々な情報排除が浮沈を繰り返す 互恵的情報は 排除し合わず 調和的共進化の関係を生み 敵対的情報は 排除しあい 競合的共進化の関係を生む 調和的... 続きをみる

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  • 情が湧く

    好きな人に向かって 思いっきりの笑顔を振りまいても 「あ、動物が笑ってる」と思われては 笑顔も徒労に終わる ネコを手でじゃらす時 人間は猫を見つめ ネコは人間の手を見つめる 互いに動く部分を 見つめ合い 互いの反応を確かめ合う 反応が鈍いと がっかりする 勢いあまって猫を叩いてしまい 逃げていって... 続きをみる

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  • 教育の必要性について

    言葉が偉そうに ウンチクを並べたてているのだけれど ウンチ君が騒ぎ出すと 並べられていたウンチクは ドミノ倒しのごとく次から次へと倒れてしまい 頭の中はウンチ君でいっぱいだ 飾り奉られた 立派な正義も ウンチ君の前では形無しになる だから ウンチ君は 立派な言葉たちにより 闇から闇へと葬られて 表... 続きをみる

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  • パートナー

    本能は とても素直な子で やんちゃで ちっとも言葉を覚えない それに引き換え 理性は お利口さんで 言葉もしっかり話せるのだけど 悪知恵を働かせたりもする だから 理性は ときどき悪知恵を働かせて 本能をうまく操ろうとするのだけれど 本能には言葉が通じないので 上手く騙せない その上 本能は言葉を... 続きをみる

  • 主観にうごめく幸せの俎上

    この世に生まれてきた まずは 掬われたのだ 掬われて 生きるという俎上に載せられた この俎上に載せられて しばらく育つと この俎上は ひとつではななくて たくさんの俎上に分かれていることに気づいてくる どの俎上に掬われたのかで 運命というものが違ってくることにも気づいてくる そうなると あっちの俎... 続きをみる

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  • 百聞は一見に如かず

    ちょっと見てろ いいか これをこうして それから ああ、ちょっとそれを取ってくれ ああ、それだそれ ありがとう これをこうして こうやったら こうなるだろう そしたら こんどは えーと そこの、、、、 そう、それそれ こいつをこんどは こっちからこうやるんだ どうだ わかったか 言葉の本質は 言葉... 続きをみる

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  • 動的普遍

    時間があると 動きがある しかし 時間が動いても 文字は動かない だから 目で文字を追い 動きをつくる すると 文字が流れ その流れの中で 意味を映し出す 目で文字を追うことをやめると 再び文字は動きを止めて 意味は無に帰する 目で文字を追っても 意味が映し出されないこともある 知らない言葉で書か... 続きをみる

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  • 悪を隠し善を顕す

    ありがたいことに トイレという個室があって そこに隠れれば 大なり小なり用をすますことができるようにできている 食らい排泄する この基本的な営みの中において 排泄は なぜに隠れて行わなければならないのだろう? 人間には 隠すという営みが存在する 自分自身には隠し得ずに現れる多種多様な欲望のうち 隠... 続きをみる

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  • 鏡を眺める様に

    鏡は平面で その平面の向こう側に 鏡が映し出す世界が広がっているように見えるのだけれど 鏡を取り外せば 鏡の平面の向こうに存在していた世界はたちまち消失する そんな消失してしまう鏡の世界に向かって 自分を映し 自分を見つめたりしている 映像や 言葉が描く世界も 鏡のように消えてなくなる世界だ そん... 続きをみる

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  • 生命活動の存在の起源について

    無為自然を 極端に解釈すると 生命力のない 純粋物理学的な世界になる そこには 肉体も 感情も 思考も存在しないはずである しかし デカルトは 思考が存在し続けていると 思考実験の前提を覆し 無為自然の中に思考をポツリと描き出した 思考ばかりではない 生きているということは 無為自然に さまざまな... 続きをみる

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  • イビツな個性の饗宴

    他より秀でるいることを 自覚しやすいものがある たとえば 立派な筋肉は 他人にも自分にもわかりやすい だから 筋肉を鍛え固くなると その存在がわかりやすくなる その逆で 鍛えられていない筋肉は 存在していても存在していないかのようにしか感じられない 結果として 身体を鍛えようとすればするほど 存在... 続きをみる

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  • 答えがない。故に探し続ける

    コンラート・ローレンツ著 「攻撃 悪の自然史」という本を思い出す コロナ禍にあり 人が人を攻撃する 土着民が 外様を攻撃する 多くの場合 外様は強くても 弱い土着民に敬意を払い 敗走する ニコラス・ティンバーゲンが トゲウオを観察した 巣を作るこの淡水魚はなわばりを持ち オス同士激しく攻撃し合う ... 続きをみる

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  • 理性的に生るということ

    選挙のたびに思うことがある 政治と関係あってもなくても 主義主張や理屈が一致してもしなくても 自分を守ってくれる人が好きだ ねじ曲がっていて 客観的に見れば どうしようもない屁理屈でも それが自分を守ってくれるものならば 応援するし とても筋が通った立派な理屈でも じぶんが貶められそうな理屈は 好... 続きをみる

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  • 「驚き」を「ああなんだ」に変える努力

    美しさには 純粋な美しさのみならず 「驚き」という隠し味があった方が より美しく魅力的に輝く いくら美しくても ありきたりになってしまえば 飽きられてしまう 希少性を追い求める背景には やはり「驚き」が必要だ 「驚き」のあるニュースが 良かれ悪しかれ注目を集め 「驚き」のあるニュースが収集報道され... 続きをみる

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  • 騙される美学

    ネコはずるい その可愛さが その気ままさがずるい ものを言わずして語る その物腰がずるい ネコも 人間をずるいと思っているかもしれない 言葉を駆使して 騙し 恩を売り 嘘をついてみたり 逆に だんまりを決めてみたり、、、 そうして 互いに生きてきた ネコと人間 互いにずるい でも 良いところも た... 続きをみる

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